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第百三話 遊びに行こう

お待たせしました。


それでは本編をどうぞ!

「さすがさくらだねー分かりやすいよー」

「あはは。ありがとう!」

さっきの問題の解説をれんちゃんにして、私はトイレに行くために席を立った。


トイレを済ませて廊下を歩いていると声をかけられた。

「あれ?雪乃さんだ!」

「あっ!緑川さん!久しぶり!」

「そうだね、最近なかなか会えなかったよね、偶に飼育小屋来てたでしょー?作業中だったから声をかけられなかったんだよねー」

「私もだよ!運動会期間は忙しかったし、余計に会い辛かったよね。」

「うふふ…また遊びに来てよ!待ってるから!」

「ええ、勿論だよ!」

「じゃあまたね!」

そう言って駆け足で緑川さんは去っていった。


教室に戻るとえりちゃんもれんちゃんが何かを話していた。

「あ!さくらおかえりー」

「おかえりなさい、さくらちゃん」

「ただいまー二人とも何の話してたの?」

「あー今週の土日で遊ばない?って相談してたの?さくらも来ない?」

「今週かー…土曜日は空いてるけど?」

「土曜日ね、またさくらを着せ替えしてみたいんだよねー」

「やめて下さい…」

私は低い声で威嚇する様に拒否した。

「じょ、冗談だから!さくらは何処か行きたい場所ある?」

「うーん…二人と散歩したいかなー?」

「なんか、さくららしいね」

「うん、さくらちゃんらしい」

そして二人でクスクスと笑った。

「OK!じゃあ自転車で隣町の森林公園に行こうか!」

「ええ、私も賛成!」

二人が盛り上がってる所に私は非常に申し訳なく言う…

「あの〜…私…自転車乗れないの…」

「えっ?」

「「ええー!」」

そうなのだ、私は自転車に乗れないのです。練習する時間も無ければ、自転車に乗った事すら…

「そ、そっか、じゃあ…これから練習しようか!今日から練習しよう!」

「えっ?でも…私自転車持ってないよ?」

「大丈夫よ!私の貸してあげるから!えりもさくらの練習に手伝ってよ!」

「もちろん!絆創膏と消毒液の準備しとくね!」

「えっ?怪我する前提なの?」

「勿論!漕いで、転けて、漕いで、転けての繰り返しだからね!私がしっかりコーチしてあげる!」

「えーと…よろしくお願いします…れんちゃん」

そうして丁度チャイムが鳴ったのでこの話はここで打ち切りとなる。


そして放課後。

一度家に帰ってから、公園へと向かう。

「それじゃあ特訓開始ね!」

「よろしくお願いします!」

「さくらちゃん頑張ってね!」

れんちゃんは竹刀を持ってコーチに就き

えりちゃんは救急箱を持ってベンチで待機していた。

「それじゃあ、自転車の乗り方を教えます。まずハンドルね、そして、ここがブレーキ、で座る場所がサドルね、このサドルを調整して高さを決めるのよ!」

「へぇー」

結構丁寧に教えてくれるれんちゃんでした。

「それじゃあ、さくら乗ってみて、」

「はい!」

私は自転車に跨ってみたまだ倒れないようにスタンドを立てている。

(ペダルに足が届かない…)

当たり前だ。れんちゃんとは身長差があるのでサドルを調整しないと届くはずないのだ。

「サドル調整しないと足が届かないよ!」

めちゃくちゃ二人に笑われた。私は苦笑いしながらサドルを調整するのでした。

皆さんは自転車はいくつで乗れる様になれましたか?懐かしいなーと想いながら書いてました。


それではここまで読んで頂きありがとうございました。

次回更新もお楽しみに!

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