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第百二話 答えがない

お待たせしました


それでは本編をどうぞ!

家庭訪問の次の日から私は再び勉強モードに入った。

と言っても教科書はもう読み終わってるから中学高校の勉強をしています。学校では普通に授業を受けて、帰って来たら机に齧り付いてる感じです。

勿論やるべき事はやってます。洗濯物を畳んだり、買い物、お米研ぎなどはやっています。

「今日はどこを勉強しようかなー?」

「さくらめちゃくちゃ楽しそうだねー」

「うん!新しい問題集買って貰ったからまた楽しめるよ!」

「私はさくらに最近かまって貰ってないから寂しい…」

「うぐ…ごめんなさい…」

お姉ちゃんがいじけている…これはやらかした。

「ねぇー遊んでよー」

お姉ちゃんが子供の様にじゃれついてくるのが面白くて少し吹き出してしまう。

「分かったよーじゃあ何するの?」

お姉ちゃんの顔がパァっと明るくなった。相当寂しかったみたいだ、偶には遊ぶ事も大切だということが分かった。

それから一時間くらいトランプしたりオセロしたりした。結果は全勝してしまったけどお姉ちゃん的には満足したみたいなので良しとする。

「じゃあ寝ようか、さくら。」

「うん!今日はもういいかな?明日からまた頑張るよ!」

そうして私たちはそれぞれの布団へと潜り込むのでした。


翌朝、私は学校へ行った。通学路でえりちゃんに会ったので一緒に登校した。

「おはようえりちゃん!」

「あっ!おはよう!さくらちゃん!今日の宿題難しかったね。」

「うん、問9でしょ?」

「えっ?問10じゃないの?」

「10は時間がかかったけどまだ解けたよ、問9は別の意味で難しかったのよ!」

「えっ?どうして?」

「うーん…学校に行ってから皆んなに答えを聞いてみましょう。多分1と9で答えが別れてるから。」

「えっ⁉︎どういう事⁉︎」

「行ってみれば分かるよ。簡単に見えてとんでもない問題だったけど、インターネットで調べたら答えは面白かったよーちなみにえりちゃんの答えは?」

「9だよ。」

「なるほどね、私が最初に計算した時は1だったよ、でも、一応確かめる為にもう一つの計算もしたの、そしたら9になったの。」

「嘘ー!あり得ないでしょー!」

耳元で叫ばれたのでビクッとしてしまったが気を取り直して続きを話した。

「嘘じゃないよー、なんなら後で計算してあげる。」

「ねぇ、ちなみに答えは何なの?」

興味津々に聞いて来たので私はえりに耳打ちして答えを教えた。

「えー!」

再びえりちゃんの叫び声が私の耳に届くのであった…


教室へ入るとみんな私たちのところへ来た。

「雪乃さん!問9の答えって何?」

「今答え合わせしてたらみんなバラバラだったの!一番正解してる雪乃さんはどっち?1?、9?」

私たちに詰め寄ってきた皆んなに「とりあえず席に座らせて」とだけ告げた。

席に着くと早速質問が飛び出した。

「それでこの問題の答えは?」

「答えはね…」

私の周りに集まった人たちは私の答えを待っていた。

「答えは『定義不足により答えはなし』です。」

「え?」

「「「「「えー⁉︎」」」」」

クラス中に絶叫が走った。

「えっ?どういう事なの?説明して!」

まぁこんな反応になるよね…なので私は説明する。

まず式を書いた


          6÷2(1+2)=


「この問題ね、カッコの中を先に計算しちゃうと答えは1になるの、でも、割り算から計算すると9になるのよね、ちなみに計算機にこの式を打ち込むと9だったり1だったりするみたいだよ、だからこの問題を解くのであるのならこうすると良いかも!」

私は再び式を書いた


          (6÷2)×()(1+2)=


「これなら答えは9って事になるみたいだよ、でも今回みたいに何も指定されてないなら答えは出せないから分からないが正解だよー」

「なるほど…」

「雪乃さん凄い…」

などなど感想を言われていると

「さくらー!問9の答え何になったー?」

今度はれんちゃんが来て同じ説明をするのであった…

話の中で出た問題の解説は結構沢山の方々がしてくれてます。詳しく知りたい方は調べて見て下さい!


自分はこのページを参考にしました。https://grapee.jp/7355


それではここまで読んで頂きありがとうございました!

次回更新もお楽しみに!

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