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結婚できない男 Case 2

作者: 原田朱里

就業時間を過ぎようとしている。

デスクの周りの人間は机を整理し始めている者もいれば、まだディスプレイの画面を見ている者もいる。


シャツの肘の部分は、一日の疲れを表したかのようにしわが寄っている。

それを伸ばすのもめんどうだ。


朝、上司に頼まれた仕事は8割方完成しているが、まだやり残した仕事もある。


8割の完成を一時放置して、やり残している仕事に取り掛かる。


会社を出たのは、星が綺麗に見える時間になってからだ。


いつもの道を通り、改札を抜ける。

電車の中は、酔っぱらい半分、青い顔半分だ。



また、改札を抜けるといつもの道を通る。

スーパーで売り切りのお惣菜だけ、とりあえず買って家に帰る。



家の扉を開け、鞄を置くより先にネクタイを緩める


そのままベットに仰向けになり、たいして用事もない携帯の画面を見つめる。たわいもない情報に一通り目を通して、重い腰をようやく上げる。


明日もまた、同じ時間に家を出て同じ道を通る。


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