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枕の下に 希望の上に(9)

ハザード甘美

多彩成る者が

多才を持って

事に当たり

紡ぐことが出来るなら

願望の後ろ側を持つ

凡庸成る者は

手繰り寄せる意識すら

失い破裂する




端々で亀裂と成り

違和感に

ジャムを塗ったかのような

甘い甘い汚なさがある

変異と思いながらも

流れのまま

勝手気ままに風が吹く

飴を舐めるのは

力ある者だけじゃない

一番ずる賢い者だ




忘れた虫達は

日陰で蠢く

コンクリートブロック

長くある石

動かされない事を祈る

陽が当たれば

寝泊まりが出来ない

生活が出来ない

願ってはいても

動かされる

一匹しか居ないのだ




一つの事だけで

全ては決まらないが

一つの事だけでしか

他人を見ない

関わったというのは

一面を見たという自信だが

一秒という短い時間でもあり得る

人と関わるのが

煩わしいと感じる人は

短い時間ですら嫌なのだろう

そんな人が持つ

好意の対象は

どんな人なのだろう

いや

どんな生命体なのだろう




決意に時間軸は無い

新たな決意など存在しない

自らが自らに課す決まり事に

いつ気がつくのかというだけ

対外的に

アンテナを張るなんていうのも

自らの中にレーダーが無ければ

無意味の長物だ

勉学は

気がつく為の反復練習でもある

勉強が出来ないとは

何かに対して

気づいて行動出来ないと

言っているような物なのだ




月明かりと言うか

月光と言うか

夜雲の広がりがある中で

不純物を天壌無窮で

取り除くが

殺伐としては

頗る面白い

認識の内外は

常に不始末だらけ

誰かの為の宴だ

二者択一など場が白ける

大いに白茶けようか


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