9話
セガレ「手加減無しに聞いて行くからね。ここにいたいんなら僕に話すんだよ?」
そんな顔で見ないでくれ
あ「・・・いいよ」
セガレ「いいだろう。僕の考えが正しければ 君は・・・」
あ「何......?」
一気に鼓動が高まる。 何を言われるのか......
セガレ「......すごい魔力だ。 感じたことのない気持ちの悪い魔力。 僕の知らない魔法をもっているね、いいな」
......コピー......
心の中で呟いたハズが 口にだしていたまき。 それを聞いたセガレは口をパクパクさせ、まきに言う。
「......これについては また後だ。」
そんなこといわれてもね~
そう思ったまきは、ぴーっとじゃんじゃんいろんなことを話し出す。
もちろん、裏のことはいわずに。
あ「これが私の正体だよ。」
セガレは熱いコーヒーを一口すすり、ゆっくりとカップをローテーブルに置いた。
セガレ「そうか・・・。いいよ、分かった。理解した。これは誰にも言わない方がいいだろう?」
あ「そうしてくれた方が助かるよ」
セガレ「このこと、棗君は知っているのかい?」
あ「知っているよ。だからさっきかばってくれたんだろうね」
セガレ「そうか。早く・・・でもないけど事が減ってよかった。他のまきちゃんの魔法が知りたい。言ってくれるかい?」
ポチャ
またコーヒーに角砂糖を1つ入れた。
あ「四元素魔法に治癒魔法。」
ポチャポチャポチャポチャポチャ・・・
またコーヒーに角砂糖をいれた。こちらから見ると、とても落ち着いていないように見える。
セガレ「コピー・・・か(はぁー」
え、何?めっちゃ堂々とため息されちゃったんだけど
セガレ「厄介な魔法だね?あれだろ?コピーした回数によって魔力が上がるっていう、万能とはまた違うやつ・・・」
あ「そう。まさにその通り」
1年前よりもかなり変わった事になっては また別だね。
半年前に修得したばっかりだけど、もう持っていない魔法はほとんど・・・無い。
セガレ「これは都合がいい。そうか、コピー・・・」
なんだコイツ?また違う笑みだな?・・・何か企んでいるな。
セガレ「思ったより早く終わったよ。君は明日から動いてもらおうか。よし、じゃあ次は君の部屋を用意しよう。そこの赤い扉を開ければ 部屋に着くよ。便利でしょ☆」
あ「うん。すごくね」
そんなシステムがあるのなら、あの長い廊下を何とかしろって