8話
トントン
セガレ「いいよ。入って」
中に人がいる方が驚く静かさだ。
あ「いる場所くらい教えてくれたっていいだろう?」
犬井とやらのおかげでここに来れたのだから
セガレ「棗君 言わなかったの?w 無愛想な子だなぁ」
あ「アイツみたいに長くなりたくない。早く本題にはいるぞ」
流石に コイツとはいたくないからな。
まきは急ぎたいのを隠したようにも見せず、堂々と動いた
セガレ「悪いね、君はどうにも早くは終わらないようだ。」
あ「・・・え?」
嫌な予感。生まれ故郷が知られたか!!?
セガレ「君はやはり魔力が違う。棗君とはまた違う。さっきのは棗君が君をかばったのかな?」
全てお見通しって奴か
セガレ「全て話してもらうよ。嘘はつけないからね?全部ここの魔力が見ているのだから」
絶対に話せと・・・
生まれ故郷も、故郷の事も、私が頂点ってことも。
・・・私の魔法も。
セガレ「まぁ、気楽にお茶でも飲んで話そうじゃないか」
気楽にって、私のことを聞いたら驚くぞ。
あ「・・・名前、言ってないよな?まき・マトリエックスだ。」
セガレ「ヘェ?そう。いちよう 棗君とは違うとこの子か。」
なんで話を続けないんだ・・・。
セガレ「はい。コーヒー飲める?」
あ「あぁ」
ブラックか・・・
こりゃ セガレは甘党だ。
ポチャ ポチャポチャポチャ
角砂糖入れすぎだろ。
セガレ「んじゃ、本題にいこうか。」
あ「なにを聞く気だ」
クイッ
あ「なっ!!?」
思いもしない行動だった。
かわらず満遍の笑みのハズなのに、右手では堂々と中指をガッチリと立てている。
セガレ「君の口調死ね。」
・・・は?
あ「は?」
セガレ「ここの女の子は歳関係無しに男口調は使っていない。分かるだろう?その口調はやめたまえ」
くっだらねぇぇええええぇええぇぇっっぇ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ「わ・・・、分かった・・・」
違和感があり過ぎて潰れそうだ!!!!
セガレ「うん!!それじゃあ、本題にいこう☆」
・・・恐ろしい奴め・・・