5話
まただ。入ると言ってから もう20分。こんな狭い街なのにこんな移動範囲があるのか!!
セガレ「はーい♡つきました~。ここが魔力組織、セントラルの中心部だよ」
棗「でか。」
うん。言うとおり。思ったよりも遥かにでかい
セガレ「さぁさぁ、入って。んじゃそこのお坊ちゃんから話を聞こうか?君は中で遊んでて?」
棗「んじゃ あとでな」
あ「ん?おう」
私と棗のやりとりを面白そうな目でガン見してくる30代おっさんが あり得ない言葉を言った
セガレ「君たちって 付き合ってるの?♡(笑」
いやいや あり得ないだろ
・・・と思っていたら
棗「鋭いな?コイツカワイイから」
ダメだ コイツ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ「なにいってんだ!!?しかもカワイイからって・・・/////」
なんだ私!! 顔がアツい・・・!!
棗「何?冗談だよ。俺がどうゆうキャラか分かってんだろ?オイ。変な妄想すんなよ」
なら言うな!!!!!!てか、なぜ暑い!!?何かの病気か?こんなの初めてだ・・・!!
二人はさっさと私から離れて行った。
どうしてもそれが、私から離れたいから・・・なんて思ってしまう。
アイツが・・・あんなこと・・・言うから!!!!!!
変な病気にかかってしまったんだ・・・!!!!
棗サイド(長くなるかも)
裏と離れて30分。こんなチッせぇ街にでっけぇモンつくる理由が分からない。
セガレ「ハァハァ・・・ついた。ホンット長いんだからこの廊下」
・・・改装しろよ。
棗「個人別で話すんだろ?なんだ」
セガレの笑みが一気に変わった。
セガレ「はじめよう。君の名は?」
偽名でも使おうか?だが、バレるか。このあたりじゃねぇ名だけど・・・問題ないか
棗「龍雅 棗」
セガレ「龍雅 棗・・・。また、違う方の子か。この頃はよくくる・・・。」
よくくんのかよ。悩んで損したよ。バーカ
棗「さっきもアイツ言ったろ?ここはなにをするとこだ」
めんどくせ。俺が話す度に、雰囲気変える奴って。何考えてんだ?
セガレ「長くなるよ?」
棗「構わない」
セガレと棗がいる部屋が一瞬にして静まった。これまで聞こえた鳥のさえずりや、街の商店街からの声でさえも。
棗らがいる部屋はどう見ても、包帯だらけだった。どの家具にだって包帯が垂れ下がっている。
セガレ「ここは、街の魔力を手助けする場所だよ」
ワカンナイ
棗「は?」
セガレ「この大陸みんな 魔法を生活面に使っているんだよ。炎や電化製品、全部魔力さ。もちろん、街のみんなは一人でさえ魔力は無い。」
棗「んでその魔力には限界があると。それを手助けしてんのがここって言いたいんだろ?」
セガレ「話が分かる子で助かるよ」