4話
奴が私達に話し掛けたところから30分。ずっと歩いています。
こんなことをあるかよって。棗はさっきからイライラしてるし・・・ああ もう。
しかもコイツは魔力で車椅子を動かしている。無駄な使い方だな
棗「何でこんな歩かせるんだよ(怒)」
セガレ「僕達の話を聞く非常識な奴がいるんだ。」
そんなにか。穏やかな見た目なのに危ない街だな。
セガレ「はい。ついたよ、ここで話そう。」
ついたのは まるでおとぎ話に出てくるガーデン。綺麗なバラが何個も咲いている。
セガレ「さっきのやりとりで感じたんだよね。君たちの魔力・・・変わってるよね?」
私はともかく棗までか?なぜ・・・?
棗「普通じゃないって?」
セガレ「いやいや?まぁ一様凄い魔力何だろうなって☆何個魔法持っているのかな?」
セガレは棗にわざと激怒させる口調を発し、まきを見た。
棗「2個だよ。王火と読心術」
変わらず2個だ。だけど魔力はかなり上がっているに違いない
セガレ「君は?そこの子とはまた違う魔力ダネ?」
裏の魔力だから・・・なんて言えないだろ・・・
30秒の沈黙が続いた。
セガレ「どうしたの?」
どうしよう。言えない
棗「そいつは変わった魔力じゃねぇよ。俺と混ざったんだろ。」
セガレ「・・・そうかい?まあ、そうゆうことあるからね」
痛っ!!!!
棗は思い切り私のスネを蹴って来た。
こいつ並みの愛情表現か?それとも礼を言えと言って来ているのか・・・?
でもまぁ・・・助かった・・・
棗「食い物よこせよ。そのために来たんだから」
セガレ「もう少し☆君たちセントラル魔力組織に入らない?」
初めて彼は真剣な眼差しを見せた。
あ「魔力組織?どんなことをするんだ?」
セガレ「個人別さ。個人で話し合って決めるんだ。それまでわからないよ」
棗「入れば三食の飯付きか?」
誰よりも食い気味に言い放った
何だよ、棗。やることより飯が大切か?
・・・今思えばなぜ 棗はこんなにも哀れな格好をしているんだ?どう見ても清潔とは言えない布を巻いている・・・
しかも髪だって伸びたままで切っていない。て言うか なぜ棗はここにいるんだ?
学園はどうした・・・?紗奈は?大河は?秋山は?悠くんは?
セガレ「もちろん。入るかい?」
棗「いいよ。入る」
今じゃ聞けない。仕方ない、私も・・・
セガレ「君は?」
あ「入るよ」
入らないとわからないことってくらい短時間で思いつく。
けど決心が早かったか・・・?
まぁ・・・いいか。