3話
なんの騒ぎだ?
不良「俺ら金ねぇんだわ。ちょっくらくれねぇかな、その店でもイイけどw」
やっぱり何処行っても犯罪は消えないのか。
住民「コソッ アイツこの頃刑務所から出たばっかの奴じゃん。懲りないな、また捕まりたいのかよ」
そんな奴がここにもいるのか。無駄なことを。
店員「辞めて下さい!!みんなが迷惑して・・・」
不良「いい度胸じゃねぇか、クズ!!」
マズイな。暴れ出すぞ。・・・ちょっと行ってくるか
不良「俺の魔力見たら 度肝抜かすぞ!!覚悟しろ!!」
まきは止めようとした。その時
?「なにやってんの?」
髪の伸びた人が入って来た。
不良「誰だ、てめぇ」
なんだろう?見覚えのある力強い後ろ姿・・・
あ「ここの奴らみんな迷惑してるぞ。見てわかるよな?」
男を気にせず私は、問いかけた
?「てめえの魔法、度肝が抜ける程凄いんだろ?見せて見ろよ。」
声も知っている気がする。容姿も、白い髪に黒メッシュ。紅い眼に肩までの髪。
魔法を見れば・・・確実に。
不良「見ろ!!これが俺の魔法だ!!」
ジェット・パワー!!
ネーミングセンスが幼過ぎる。だけど十分な力がある
?「ヘェ?」
なぜだ?避けない。そうか、後ろに人がいるから・・・でも防御くらい・・・
?「ザコではないようだね」
!!炎だ・・・
不良「なんだ その魔法!!?うわぁぁぁああ!!!!!!」
絶対・・・アイツは
不良は男を恐ろしいモノでも見たかの様に目を見開き逃げて行った。
?「久しぶり。まきちゃん・・・」
一年振りに会った彼は一段と大人っぽく、頼りがいのある姿だった。
どうみても・・・龍雅 棗 本人だ。
あ「ちゃん付けなんてしなくてイイぞ。」
棗「俺が好きで言ってるだけ。何?照れてんの?」
何かもうダメだ この人。
?「君たち。ここの騒ぎを止めた人たちだよね?」
棗「なんだ?」
?「君か。あの奇妙な炎を出した子は。可愛い子だね?ww」
なんだ?体中包帯だらけだ。しかも車椅子の青年・・・。
眩しい金色の眼をしているのに、どうもオーラが悲しい
?「僕はセントラルの魔法組織の隊長、セガレ・パーパトラっていうんだ。君たちに・・・話があるんだけど」
棗「話?・・・食い物くれんなら俺は行くよ。オイ、お前は?」
行かないと 始まらない気がする・・・ということで・・・
あ「・・・行く」