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20話

つい先程幕を閉じた 【俺(…?)と犬井君の……戦い?】の後から 見事にその……集まりの長が消えた。


……だけど……ねぇ?


「龍雅先輩って何が好きなんすか?」

今にも弾けそうな表情で質問しまくる犬井……


さっきまで あーんな《俺様》ってカンジだったくせに 今度は弟子ズラかよ……

勘弁してくれ……


俺の後ろの席の女子達は…… どこで手に入れたのか……俺の写真が山程ある……


悲しいことに 写真にコメントが書かれているようだ


書いてあるのを言うと……


『俺にはお前しかいない……』

『この唇はお前だけのモノだよ……』


ふざけんなーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「オイ犬井…… ホント勘弁。 普通に接してくれないか……?」

「そんな!!! 俺はただ…… 先輩みたいに完璧になりたいだけです!!」


そんな輝いた目で俺を見ないでくれ……


「あっ、棗くーん!! 知ってる? 今日は新任の教師がくるんだって!!」

さっきまではそんなキャラじゃなかったじゃないか……


「新任……?」

なんともいろんなことがあるもんだ……な


「Heloo!! every one!!!」

新任…… とか ふざけんなよ……



今までのザワザワとした雰囲気が ガラッと変わり、何か説明しづらいオーラが漂った。


「今日からここの担任だ。 秋山涼介 僕のことはー……“アッキー”とか? 可愛いニックネームがいいなぁ」


一人で幸せそうな顔をされて俺らがどうなると思ってんだ このバカ

「あっれー? 棗クーン!!!!」


……マジで?

このような人とも知り合いなんだー… みたいな目で見られてんな 俺。


「やっだぁ! おひさーー!!」

なんとも変な色気を振りまこうとしてるのはバレバレなんだよ


「龍雅先輩…… お知り合いスか?」

来た。


うわ……引くー……みたいな目。 別にいいけど


「一年前の知り合い。 ……ってだけ」

なんとも焦らず言った俺には、疑いは出なかったらしいが



「ここの隊長とはかなりの付き合いだからね。 元いた所に問題が起きたもんだから、全く……」


元いた所……

そうだよ 大河……紗奈はどうした。 悠……


「セガレに頼まれた。 今からはここでの魔力向上に当たれってね。 そこの扉に専用の機械があるらしいけど…… 5人までだから」


今までの静けさが一気に変わり


「マジかよー 自主向上!!?」

「珍しいよねー」


驚きを見せる発言が増えた


そうしたら耳元で声がした

「あの子らも来てるよ。 けど精神に問題が出ちゃってね……。 今から……来てくれる?」


大河……




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