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神に気に入られた竜!!  作者: 水無月 皐月
第一章 竜
6/37

神の名前は・・・

 PCを修理に出していたので、遅くなりました。






 リュシオンの傷の回復は、早かった。

 きっと、箱庭の薬草を使ったからだろう。

 背中の傷は、一番早く治った。

 リュシオンは、少しなら歩けるほどに回復した。

 そんな時、


 「ヴェルーナの神は、誰なんだ?」


 と、突然聞いてきた。

 ヴェルーナは考えた。

 神から、何も聞いていないからだ。

 わかることは、丸いことと、青い瞳。銀色なことだけど。

 

 (知らん。わかることは、丸いことと、青い瞳。銀色なことだ。あぁ、あと俺様だ。)


 「うーん。銀色に青・・・・・。」


 リュシオンは、黙り込んでしまった。

 三十分後。


 「あ!その神はきっと・・・。」


 リュシオンが口を開いたのと同時に、


 「フンッ。俺様の名前が知りたいのか。」


 リュシオンとヴェルーナは、同時に上を向いた。

 そこには、銀色の玉が浮いていた。

 

 「俺の名は、ダルド。俺は、人間供の間でも有名だろ。」


 「・・・。はい。その通りです。」


 リュシオンは、膝を付けて礼をした。

 

 「お前、名は?」


 「リュシオン・ル・アヴェルト=ダントンです。ダルド様。お目にかかれて光栄です。」

 

 「ダントン・・・。ダントン国の王族か。お前は、じき王になるだろう。」


 「ありがたきお言葉。」


 ダルドが、ヴェルーナの方を向いた。


 「ヴェルーナ。お前、幼竜の記憶はあるか?」


 (いいや、ない。親の顔も覚えていない。)


 「そうか。そろそろ、行かなくては。」


 (どうかしたか?)


 「別に、大した用はない。邪魔したな。」


 そう言うと、あっという間にダルドは姿を消した。

 少ししてからリュシオンが、


 「ヴェルーナは、幼竜の頃の記憶がないのか?」


 (ああ。)



 神が、聞いたことがこのあとあんなことになろうとは・・・。



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