リュシオンと対面(2)
どうも、皐月です。
今日から冬休みなんですけど、更新できないかもしれません。
理由は、遊びたいからです。
ご了承ください。
ではどうぞ。
「何を言っているんだい、殿下。ヴェルーナは竜だろう。」
カインが呆れたように言った。
「何を言う。この俺が間違えると思っているのか。」
リュシオンの瞳に、怒りの炎が灯る。
そして、リシェーネを見ていった。
「今までどこに居たんだ!心配したんだぞ!」
「リュシオン殿下、私は人間です。竜ではありません。」
リシェーネが言うと、リュシオンは更に怒った。
「お前はヴェルーナだ。」
「リュシオン殿下、およしよ。リシェーネが困っているだろう。」
ベレーデが言うと、リュシオンは渋々リシェーネから離れた。
「リシェーネが竜だっていう証拠はあるのかい?」
「……。」
リュシオンは、何か言おうとしたが口を閉じた。
「ないんだろう?」
「ああ。すまない。」
リュシオンは、済まなそうにリシェーネに謝った。
「そう思うなら、私に良い仕事を紹介してくれないですか?」
「分かった。」
リシェーネはくすりと笑った。
「殿下、時間です。」
カインが言うと、リュシオンは言った。
「また明日来る。その時に仕事を紹介してやる。」
そう言うと、外へ通じているドアから出て行った。