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神に気に入られた竜!!  作者: 水無月 皐月
第一章 竜
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人間宣言

短いです。





 リュシオンを見送って、五時間ぐらいしたらダルドがやってきた。


 「お前、本当に記憶がないのか。」


 と、突然聞きながら。


 (いや、ある。)


 「はっ、どっちだよ。」


 (思い出した。)


 「そうか。なら、分かっていると思うが言うぞ。

      お前は人間だ。それも王族の。元の姿に戻りたいか?」


 (あぁ。戻りたい。何処に行けばいい。)


 「ジロン国の箱庭に最も近い山、バルミ山の頂上の洞窟にあいつ居る。名は分かるな?」


 (もちろんだ。そこに行けばいいのだな?」


 「そうだ。だが気をつけろ。あいつは交換条件を出してくる。そのつもりで居ろよ。」


 (分かった。行ってくる。)


 そう言うと、ヴェルーナは翼を開き羽ばたいた。

 姿を元に戻し、リュシオンとの恋を叶えるために。







 「そろそろ頃合いね。」


 薄暗い洞窟の中に声が響く。

 声が響くのと同時に、洞窟の中央にある水たまりが光る。

 そこに、映像が映し出された。

 姿を元に戻すために飛んでいる、ヴェルーナだ。


 「条件はどうしましょうか。」


 声の主がにやりと笑う。


 「楽しみだわ。」


 くすくすと笑い声が洞窟に響いた。




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