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神に気に入られた竜!!  作者: 水無月 皐月
第一章 竜
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これが恋ですか?

 今回は短いです。







 「良かった。」


 そうリュシオンが呟く。

 ヴェルーナは、彼の安心した顔を見て何故かドキリとした。


 (何だこれ?)


 「?ヴェルーナ?どうかしたか?」


 (な、何でもない。)


 と誤魔化す。

 そして、リュシオンを見る。

 怪我はほぼ完治しており、後は、傷が消えるのを待つだけだ。

 この調子なら、国に帰れるであろう。


 (その調子なら、国に帰ることができるな。)


 とヴェルーナが言うと、リュシオンは悲しそうな顔をした。

 その顔を見て、ヴェルーナは心が痛んだ。


 (そんな顔をするな。また来ればいい。)


 そんなヴェルーナに、リュシオンが言い返す。


 「ここに来るには、国王の許可が必要だ。そんな、簡単じゃない。」


 と。

 ヴェルーナは考えた。

 どうすれば、リュシオンを説得する事が出来るのだろうかと。

 しばらくして思いついた。

 自分が定期的に、リュシオンに会いに行けばいいじゃないかと。


 (リュシオン。私が定期的に会いに行くから、国に帰れ。)


 「定期的?どれくらいだ?」


 (二週間に一回ぐらいでどうだ。)


 「いや、一週間に一回だ。」


 (それでいいならそれでいいが…。)


 すると、リュシオンはうれしそうな顔をした。

 そして、ヴェルーナの心臓がまた、ドキリと波打つ。


 (病気か?)


 と呟くと、


 「何?病気だと!何処が悪いんだ。」


 と、心配された。


 (嫌、何でもない。それより、本当に帰るな?)


 「当り前だ。約束したからな。」


 と、言いリュシオンは微笑んだ。


 (では用意をしよう。)


 こうして、リュシオンとヴェルーナは用意を始めた。





 (ところでこれは、恋というやつか?)


 と、一人考えるヴェルーナであった。




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