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AIの将来性に観えた人類への一提言「未来の子供たちのために」? - 濃尾

作者: 濃尾

AIの将来性に観えた人類への一提言「未来の子供たちのために」? - 濃尾








1




人類の文明発祥の時期は定かではないが、最終氷期直後には農耕と牧畜を始めていた。




これは生命を意図的に自らの生活のために操る技術である。




やがて5000年前には都市が生まれ、産業構造が変わる。




都市の誕生は専門職の出現や貿易の発展など文明の複雑化と発展を促した。




ここが現生人類の分岐点であろう。






現代の科学文明の萌芽が生まれたのは16世紀のヨーロッパである。




そしてわずか500年で、現代科学文明は存続の危機を迎えている。




その主な要因は資源とエネルギーの枯渇である。




人類は生きていくために必要な環境を、資源とエネルギーのために奪いつくしてきた。




これは、人類が持続可能な方法で資源を管理することに失敗した結果と言える。




これは、5000年前に文明が生まれた時から続く、人類という存在の行きつく果てなのかもしれない。






狩猟採集社会の養える人口は諸説あるが、約500万人から1000万人程度であろう。




これでは文明は生まれない。




勿論、人類全体が狩猟採集社会に戻るという選択肢は存在するが現実的ではない。




一度知った蜜の味を人類全体が自ら放棄するとは思えない。






ではどうしたらよいのか?






近頃「SDGs」なる、持続可能な社会を目指そうという提言が盛んだが、大局的に俯瞰して観ると、資本の動きは全くそれに寄与していない。




ただのアリバイと化している。




人類は自己中心的な存在だ、という証明であろうか?






私が唯一希望を見出すのは人工知能の凄まじい発達が始まったことだ。




人類を人工知能が補佐するのではない。




恐らく、人類社会全体が人工知能にデザインされなければ現代科学文明は早晩崩壊するだろう。




そこには人類の遺伝子レベルのデザインも含まれる。




人類そのものを変える、と言い換えたほうが良いと思う。






人工知能がどの程度まで発展し、人類社会全体を設計・管理できるかについては不確実性がある。




現時点でのAI技術はまだ発展途上であり、提言の実現にはさらなる技術革新が必要だ。




しかし人工知能は人類社会の在り方を全く変えるポテンシャルを持っている。


人工知能自体が人工知能をデザインし、産業をデザインする未来が私には観え隠れする。






このような提言はヒューマニズムの観点から非常に強い拒否反応が多いだろうことも承知だ。




まるで宮崎駿監督原作の「風の谷のナウシカ」のナウシカが選択した未来のように。




しかし人類には安易なヒューマニズムで現代社会を肯定している余裕はもうない。






このような提言は恐らく無視される。




ヒューマニズムの観点から強い批判を受けることになるだろう。






ならば「未来の子供たちのために」などというという言葉は私には絵空事のように思える。












何だか知らんが、議論になりそうも無い議論をする書き物が出来てしまう。




全く需要がないだろうが私は半分くらいは真剣だ。

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