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第64話 罠作り

アルマ王国のベルベ港に着いた私達は、少し離れた場所にある広い森へ移動し、勇者の弟子達を迎え撃つ準備を始めた。


「ところでさあ、あいつらがここに来なかったらどうするんだよ」


「ならここに私達がいることを広めるわ」


この森は凶暴な魔物ばかりで、ダンジョンやレアアイテムをドロップする魔物はいないので、武者修行をするような人以外は滅多に近付かない。

ブレイズとアクトがいなければ企画すら持ち込めない作戦だった。


「こっちが圧倒的な有利な状況下で戦いに持ち込む…か」


「何か不満?」


「ここまでしないと倒せない相手がいるなんて、俺はまだまだ未熟だなって思ってよ」


アクトは罠を仕掛けながらそうボヤいた。


「あなたやレイアストがこれまでにどんな戦いをしてきたのか知らないけど、冒険者にとってはこれが普通のやり方よ。試合でもない限りフェアな戦いなんて存在しないもの」


「それもそうだな」


こうして作業を続けて、森全体に罠を設置した。

罠は対マユ、レイ・スノビー、そしてまだ対峙したことのない人物のために3種類用意した。

後は待つだけだ。

アクトに言われたことも懸念して、街にはシエル・ラングリッターという冒険者一行(いっこう)がこの森で調査を行っていると噂を流した。

いつでも来い…

相手になってやる!

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