イソヒヨドリさんに叱られる!
我が家の周辺は野鳥パラダイスなのでしょうか、
そんなに住みやすいのだろうか?
と思うほど、繁殖期の春から夏にかけて「野鳥」さんが多数御在住です。
バードウォッチングなどが御趣味の方には良い環境なのかもしれません。
なので、
繁殖期の4~6月の早朝はナワバリを主張したい小鳥さんたちの鳴き声で、大変、誠に、トテモ、五月蠅い。
というのも、
この4~5年「イソヒヨドリ」さんが、我が家で繁殖していらっしゃるからです。
生めよ、ふやせよ、地に満てよ、
めでたいことなので、私も何の不服もごじゃりません。
でもね、
イソヒヨドリさん、イソヒヨドリさん、どうしてそんなにけたたましいの?
その、皆様、お手元の板とか箱でですね、おググりいただけると幸いなんですけど、
えぇ、「イソヒヨドリ」と、
可愛い鳥さんですよね、
幸せの青い鳥なんて呼ばれることもあるようです。
しかし、その見た目とは裏腹に、この方大層お賑やかです。
「ケッケッケッケッケ ー」と、鳴き声がけたたましいことこの上ないのです。
警戒音なので仕方無いのかもしれませんが、
そんでもって、お子様もですね「ヒョヒョヒョヒョヒョ」とやや甲高い鳴き声で …
夜も鳴いているのは何故なの? 夜泣き疳の虫?
もう、お子様が「ヒョヒョヒョヒョヒョ」と騒ぎ始めると親御さんもですね「ケケケケケケ ー」と、
夜なのに、
多分「おかーさんおなかすいた ー」「おとなしく寝なさい ー」とか、やってんですよ。
朝は朝でイソヒヨドリ御一家、この調子でお騒ぎになるものですから、
他の鳥さんたちもナワバリを主張されてですね …
田舎が静かだというのは住んだことない人の幻想だと思います。
そんでもって、イソヒヨドリさん御一家は、
ツバメさんちみたいに巣が丸見えってことはありませんので、
どこに営巣されているのかは不明なんですけれども、
鳴き声と雰囲気から推理するに、うちの屋根のどこかに営巣されている御様子。
道理でうるさ … 賑やかなわけです。
で、わたくし
毎年毎年、イソヒヨドリ父と母に不審人物としてマークされております。
私がベランダに出ると、
イソヒヨドリ父が飛んできて「ケッケッケッケッケ ―」と羽を膨らませて私を威嚇します。
どこのお父さまも、この時期大変だなぁと、思うので、すぐに部屋に引っ込みます。
なので、この時期はイソヒヨドリ父がいない隙間を狙ってベランダに出ます。
いや、洗濯物も干したいし、植木鉢だってお世話しないといけないし、
でも、そこはイソヒヨドリ父、さすがに一家の長。
鳥さんは目が良いから … ねぇ ……
私がベランダに出ると、すぐ飛んでくるんですよ 父、
プランターのイチゴさんと、
「だいぶ赤くなってきたね ー もうすぐ収穫かな」
と、語らっていると、
イソヒヨドリ父が真後ろで怒ってます、激おこです。
なんでそんなに沸点低いの ?
私何にもしてないよね … イチゴさーん
そんなある日、ベランダに別の鳥さんが ?
ちがう、イソヒヨドリ奥さんだ! 女子だ!
あらヤダ、可愛い♡
でも、奥さんも激おこです。
「ケッケッケッケッケ ―」
その辺はダーリンもハニーも一緒なのね、
奥さんが来るのは珍しいので観察していると、ダーリンが来ました。
「ケッケッケッケッケ ―」
いつもの倍けたたましいです。
奥さんがいるから張り切っているようです。
しばらく見ていると、羽毛を膨らませ羽を震わせて「やんのかステップ」をはじめました。
多分、妻をわたくしから守っているんだと思います。
ああ … 奥さんまで「やんのかステップ」を …
この辺りで居たたまれなくなったので部屋に引っ込みました。
カーテンの陰からそっと見ているとダーリンがハニーに寄り添っています。
多分、
「怖かったかいハニー?」
「大丈夫よ、ダーリン」
とかやってんですよ。
他人んちのベランダで、
リア充爆発しちゃえ。
この後、めでたく、イソヒヨドリ母にも不審人物としてマークされるようになったんですが、おうちの中にいても窓の外、隣家の屋根にイソヒヨドリ母の鳥影が見えます。
「? 奥さん」
と、リビングの窓に近づいた私に、奥さんのダイレクトアタック!
「カカッ、カンカンカンカンカンカン …」
やめてえぇぇー、奥さんガラスが割れちゃううう ー
さすがに、これには私も抗議の声を上げたので、奥さん窓に来なくなったんだけども、
いろいろとなんかもう勘弁してくださりませでございます。
今年もやってくるんだろうな … イソヒヨドリ一家。
今年は奥さんにずっと叱られております。