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子捨てそれの何が悪いのか  作者: ギャル娘の台本
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子捨てそれの何が悪いのか

私の名前は鈴木 京子

正直言って私の人生は終わっている

数年前に結婚したのはいいがその後離婚し残ったのは四人の子供と少しのお金しかない

食べていくためにできる事はした。出会い喫茶でパパ活したりパチンコに行ってお金を増やしたり…結局そんな生活が続いていくわけもなく借金をしたが返済ができずについには35歳で自己破産するまでに追い詰められた。


現実なんて考えたくない私が唯一逃避できるのはインターネットだった。

とりわけ私がはまったのはネット配信サイトでゲームや雑談・相談凸まちなどをしている配信者という人たちだ

配信者の中にはこんな私よりも人生が終わっている人たちが多くいて正直言ってほっとする

そして私はとある配信者に惹かれていった

その配信者の名はにゃんこ先生…過去に未成年に手をだし警察に捕まった過去を持ち、ネットの情報を鵜呑みにしてデマを拡散したとして訴えられて敗訴しておりそんな彼の配信を見ていると「ほっとけない」と母性本能がくすぐられてしまうのだ。


そしてある日私は勇気をもって彼に「会いませんか?」と連絡したところなんと「いいですよ」と返事が返ってきた


私は嬉しく当日ははりきってオシャレをして彼の元に向かいそして愛し合った。

彼と一緒にいると嫌な事が全て忘れられる。彼ともっと一緒にいたいだから私は彼と同棲する事に決めた。


配信者との同棲はとても大変だった。

正直彼も裕福な方ではない、彼の生活を支えるために私の貯金を切り崩すもすぐに底がつき、前の旦那から支給されている養育費からも少し出さざるをえなかった。


正直言ってお金よりももっと大変なのがあった…それは「彼の配信に映らない」という事だ


彼の部屋はワンルームなので、彼の配信に映らないように彼が配信している間はお風呂場でいるのが私たちのルールだ。

私はそれでもよかった彼の配信が見れる一番の特等席…私たちの愛の巣



彼は配信が終わるとすぐに私を求めてきた

私は彼に依存しまた彼も私に依存するようになった。


彼に課金するリスナーがいる一方で彼と愛し合い同棲までしている私…正直そこに「優越感」は感じていた

選ばれた私と選ばれなかった貴方たち…地獄まで落ちた私の人生はこれから上手く回っていくのかもしれない…その頃は本気でそう思っていた。


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