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―――この"関ケイ"になんて名前をつけようか―――

オリジナル兼素人小説。特に書きたいものを書きたいだけ書く予定です。できるだけ1日1回更新を目指します。

すっと伸びた手が私に触れる。頭、頬、顎、そして唇。いつも愛おしそうに目を細めあなたは私に触れる。でも知ってるよ。私に触れる一瞬、躊躇うようにぴたっと止まる手、眉間に僅かによるシワ…。___苦しそうに僅かに歪む顔。でも、それが気にならないくらいにあなたが私を見つめる瞳は優しい。苦しい苦しい苦しい…。何もかもを分かっていても止められない。あなたが好きな私の顔で笑って見せる。触れるあなたの指先から私に伝わる"罪悪感"、それを携えあなたは私に言う。

     『愛しているよ、_______。』


伸ばした手を何も言わずに受け入れる、君の受け身なところ嫌いじゃないよ。頭、頬、顎、そして唇。ひとつひとつ触れるたびに目を細める君。その顔が見たくて手を伸ばすのに、いつも躊躇ってしまうように一瞬止まる手は意図的なのか本能なのか。本当はこんなことをしていい"関係"じゃない。その罪悪感からきっと躊躇ってしまう。苦しい苦しい苦しい…。この気持ちを押し隠すようにいつも僕は君に囁く、【あいしてる】の5文字。何もかもを感じ取ってもなお君は目を細めて言う。

     『私もよ、____________。』

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