異世界に魔王として転生したおっさん　～国民が恐ろしいほど文明レベルの低い底辺ばかりだったので、法律を作り教育を施しながら大帝国を目指すことになりました～

　ついさっきまで氷河期世代の底辺労働者として日本にで生きてきた脇谷翔太は仕事を選べず、過労により自宅で孤独死を遂げてしまった。
　気がつけばデビルインフェルノ帝国の魔王ルシフェルノに転生しており、ルシフェルノとなった翔太は帝都で多くの住民たちが貧困に喘いでいる光景を目の当たりにする。
　翔太は自らの苦渋ばかりの前世と死を待つだけの国民たちの過酷な現実を重ね、帝国が度重なる征服事業と魔王の豪遊により、潰れかけの大赤字国家であることを知った翔太は前世の自分のような者が出てくることを防ぐべく内政に尽力することに。
　一方、そんな帝国と協力姿勢を見せる隣国や侵攻を目論む隣国といった外交の問題までをも一手に引き受ける魔王の宿命に、彼は前世で培ったノウハウを武器に立ち向かうこととなる。
　果たして、翔太たちは人生を、そして大赤字で傾きかけている国家を再設計できるのか。
　過酷な就職氷河期を生き抜いた彼の戦いが、今、始まる。