表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
C.B.B.NEW FACE  作者: 怠慢兎
第一章・顔合わせ
24/83

25.5.( ´・∀・`)U=BOOM

「ふっ……! 97ッ! ンッ……! ………98ィ、グクッ………99! ぬうぅぅんっひゃっkふにゅぅ〜……」


 先日、アーサーとこんな会話をしました。


『筋力トレーニングは'力'の基礎だ。ゲーム(CBB)の頃は見た目だけ回数をこなせば力は付いていったが、今は現実と同じ条件で汗をかいて疲労を感じ、休養とそれから食事も考慮して身体を鍛えて行かないといけない。とりあえずこれから毎日デイリートレーニングに励め』


 という訳でコールロア村を出発してから、僕は筋力トレーニングを始めました。


○100連続腕立! clear!

○100連続腹筋! clear!

○100連続屈伸! clear!

    :

    :


「ヒュ〜…ヒュ〜…ゴクゴク……プハァ! 復活!!」


 アーサーが渡してくれた栄養剤(レボビタン)は極めて即効性の高い体力回復効果があって、大変助かります。


・ガラス瓶(小):OX製薬コラボデザイン! "Fighting One!"

…打/投→斬/投:ワレモノ系【耐久値が0になると切断属性になる】

…清涼飲料水:柑橘カフェイン味

…内容物詰め替え「可」


 この瓶は投げて良し、殴って良し、壊れたカケラで切り付けるも良し、とこのようにCBBで入手可能なアイテムには全て何かしらの攻撃に使えると説明書きがついている。


『瓶の中身なんて毒か爆薬か、さもなきゃ回復剤でもない限り、俺達には無用の長物だからなぁ。所詮はゲームの調味料(フレーバー)で何の回復効果も設定されていないが、こういうのは疲れた時にこそ飲む物だからやる。あ、味は保証しないぞ、美味過ぎると法に触れるとかで控えめらしい』


 アーサーはそう言って瓶やペットボトルの飲料水を沢山僕の鞄に仕舞い込んだ。ついでに筋トレグッズやその他、これから先必要そうな物をいくつも貰った。


 プチプチプチ、ファサ、カチャカチャ、ズルッ


 僕は今、厳重に守られている馬車の中の一室に設けられた、屋内用私設通路(プライベートアーチ)から入れる銭湯型の浴室にやって来た。


 キュッ サーーー

「あちっ?!」


 シャワーのハンドルを回すと熱いのが出て来た。慌てて水の流入量を増やして適温に調節します。


 シャカシャカシャカシャカ……ふんわりモチモチ


 こんな所でも何気無い物に物騒なステータスが割り振られているのだから恐ろしい。

 一番痛そうなのはシャワーヘッドで、鈍器として中々のスペックを持っているよう。危険な物はやっぱり混ぜるな危険な洗剤セットです。


 サーーー…… カタン、コトン


 お風呂はみんなで使います。対人戦(PvP)だけなら必要ではないそうですが、フィールドやクエスト時のNPCにはよく思われなかったり、戦場(フィールド)で気付かれ易くなったりするからだそうです。


ちゃぷっ、ちゃぷっ、〜〜〜

「ふあああぁ〜〜〜……」


 極楽。汗をかいた後の湯船の気持ち良さと言ったら、この一言に尽きる。

 この気持ち良さを理解できるのは、今のところ訓練が必要な僕だけだろう。


 ぷかぷか

 ((( (:3 」∠)

「………」


 ナニコレ?

_(:3 」∠)_え?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ