表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
野良猫はヤクザさんに拾われる  作者: 霞翠 ナチ
1/2

01,雨が降る。

導入なので短いです。



 いたかった。

 つらかった。

 かなしかった。


 でも、

 どうしても、

 わたしはお母さんにふりむいてほしかった



***


 ふと気づくと、知らないばしょにいた。

 なんだろう…外?

 とにかく、知らないばしょ。

 おかしいな。

 さっきまでおうちでおべんきょうしてたはずなのに。

 ……おべんきょう?

 …おべんきょう、か。

 うん、でも、おべんきょうしないと?

 そうだ。おべんきょうしないと、おかあさんが

 えーと、おかあさん?

 お母さんだ。

 

 どうにもうまく思い出せない。

 とにかく、おうちに帰らないと。

 

 そう思って、起き上がろうとした。

 でも、できなかった。

 わたしはようやくそこで周囲の状況をにんしきできた。

 外だ。

 雨が降っている。

 わたしはこごえている。

 だから、動けないんだ。

 …まず!こういうときは助けを呼ばないと…!

『だれかいませんかー!』


 にゃー


 ………。

 おかしいな。

 こえがでない。

『すみませんっ!だれかー!』


 にゃーーー!


 ……おかしいな。

 にゃんこちゃんの声しか聞こえない。


 私は、まず手を見た。

 毛がはえている。


 次に、後ろをのぞきこんだ。

 立ぱ…とはいいがたいけど、長めのシッポがみえる。


『え…』


 にゃ


 ぜつぼうてきな声をした、ねこちゃんの声が耳にひびく。




 …たぶん。


 …たぶん、



 わたし、ねこちゃんだ!!!!!











私はどちらかというと犬派ですね(知らねーよ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ