無能だけど、有能かもしれないと思えた話
先日、ちょっと普通の社会人生活を味わってきました。この話、ブログ(https://nayami-japan.com/2020/02/14/post-272/)では書いてたんですけどこっちではしてませんでしたので、私がどれだけ社会に不適合なダメダメ人間なのかをまとめてお伝えできればなと思います。
まず流れからですね。先日の面接に落ち、では次の面接へ。そこで
「君を正社員に欲しい会社はないね」
というようなことを言われました。本当なんです。もう少しオブラートに包んでありましたが、意味合いとしては本当にこんな感じで。
で、続きまして「正社員は無理だけど、うちは派遣もやってるから、そっちで行けばいいよ。いいよね?」となり、そのまま後日次の面接第2回目へ。
第2回目、派遣ってどういう感じなんですか? とか、なにをやる感じなのん? という会話はなし。突然どこぞの企業へ連れ込まれまして。
「今日って面接なんですよねぇ……?」
「え? 面接?」
その後、その企業の上長さんが現れて「この人が派遣さん?」「はいそうです」「え!そうなの?!」の流れで派遣社員としてその企業で働くことになった、という流れですね。この時、契約はまだ済んでいないのです。でも一日8時間、しょっぱなからフル稼働で働きました。
でまぁ、作業は単調でよかったんです。データ打ち込むだけ。幸いタイピングは遅くないのでぱぱぱと入力して終わり。先輩よりもペースが早いので、面倒な事はほとんど先輩に押し付けて(適材適所で)仕事は進んでいきました。
しかしまぁ、初日でもう嫌だったんです。そこって一室にいろんな部署の方がいるので、常に言葉が飛び交っていまして。
電話のコール音が嫌いなんですけど、電話はひっきりなしに鳴ってるでしょ。
営業の人は体育会系で言葉がきつくて、部下の人のミスをネチネチ言ってるのが聞こえてきて、別にこっちに言ってきてるわけではないんですけど、まぁ聞こえてくるのが不快で不快で。
で、上長さんが常にイライラしているのと、声音がほとんど常に怖いんですよ。ざっくばらんで悪い人ではなさそうかなとも思えたんですけど、うちの親父さんの怒った時の声に似ている、というのが一番イヤでした。
あと電車ね……新宿、池袋区間を通る電車に乗って、1時間ちょっとかけて通勤するんですけど、ただでさえ電車が苦手なのに、帰宅時にぎゅうぎゅうに押しつぶされる超満員電車を初日から味わされて、1日目でバタンキューでした。
で、出勤二日目。やることが増えていくというね。
単純な入力作業ならタスク的に間に合ってたんですけど、時間指定の外部メールの作成と資料のまとめ、みたいなのを任されて、それも8社分とかになって、もう頭パンパンですよ。上長さんの教え方も「見て」「はい」「やって」という教え方なので、そこで若干キャパオーバーに。
先輩は慣れていたこともあってタスクに余裕があったので助けてもらえたので、そこはよかったんですけど、毎日そんな感じで業務が増えていったんですね。なんでもその仕事自体が立ち上げ期に当たる事だったらしく、色々適応しないといけないんだそうで。
でもですよ、まず基本が出来てるかすらはっきりわからないのに毎日タスクとルールが変わっていくんですよ。あーもう無理無理、と半笑い状態でやっていました。まぁお金もらえりゃいいや……って感じで。
でも四日目くらいで、休日も体験して「この生活なにも出来ん」と気づいてからは即辞める方向で動きました。帰っても疲れて寝るだけだし、娘たち(日めくれ)はストックを消化していくだけで増やしていけないし、帰りの電車で満員電車の中、立ちながら文章考えて入力、なんて器用な事も出来ませんから、このままやっててもどっちつかずになって終わるなぁってなもんです。
ということで、契約がまだだった私、本社に契約しに来てと言われていたので、その日に辞めます宣言して出てきました。相手の方怒ってましたね……でももう会わんしと思って、INFの民がまれに発揮する冷酷さがよく出ました。
で、次の一週間を過ごして撤退、という運びになりました。
なんですけど、作業量が並外れていなければ、結構早くノルマが終わってしまうんですね。待ち時間の方が長くて退屈だけど、偉い人に席が囲まれててうまくサボれない、みたいな状況でつまんなかったんですけども……。(こっから自慢させてください)
突然辞めるので、優しくしてくれた先輩には悪いなと思い、一応引き継ぎで来る人がスムーズに仕事に入れるように、そこになかったマニュアルを作ってみたんですよ。
自分のわからなかったところとか、ミスしやすいところとか、チェックすべきところとか、それを見ていけば脳死で入力してればOKってくらい丁寧なマニュアルを作りました。
そしたらまぁこれがクリティカルで。最終日に引き継ぎの人にそれ渡したらかなり仕事がスムーズに進んだんですよ。ちょっとした疑問とかも「知ってる人目線」じゃなくて、入って数日の人間による「わからない人目線」で作れたので。
で、それを見た管理してる人が「すごく良い」と言ってくれて。そのマニュアルは先輩に渡して「あとは自由にしてください」という感じで残してたんですけど、それを管理の人が持っていって、「今後脈々と受け継がれていくモノになるよ」とか言ってくれて。
最後にそれを残してその会社を出ていくおおふじさんというね……。
いやぁ、自分自身に分析力とか、わかりやすくする力って無くはないなって思ってたんですけど、まぁ~今回は役に立っちゃいましたね。最後だけ切り抜いたらそこそこ有能に見えません?
だからですね。
電車嫌い。電話ヤダ。怖い人怖い。朝起きるのだるい。めんどくさい。こういう部分をフラットにしてくれれば働ける人とか、何かで貢献出来る人っているんだろうなぁって思うんですよね。本来どうでもいい部分でつまずいて、社会入り出来てないような気がしたんです。
自慢話をしたら何がいいたかったのかすっかり飛んでしまいました。
でもとりあえず、また無職です。それに東京通勤は無理だと知れました。やっぱり地元でほそぼそ稼ぐ手段を見つけるかってな感じですね。困ったゾ。
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