僕はちゃんと女性を愛せない！
僕の名前は 『村松 和彦』５２歳独身、今まで付き合った女性は０。
仕事は、自動車工場で働いている。
僕が、職場の同僚によく言われるのは、、、？
『５２歳で独身って？ しかも？ １度も結婚とかしてないのはヤバいだろう！』
『村松、ひょっとしてお前！ “恋愛不適合者”じゃないよな、、、？』
『まさか！？ 女性を愛せないとか言うなよ～！』
『・・・・・・』
そんなの僕が１番分かっている事だし、、、？！
【どうしていいのか、、、？ 分からないから困ってんだろ！】 って言いたい
のは、こっちの方なのに、、、！！！
・・・まあ、大人だからそんな事は言わないのだけど...。
何故なんだろう、、、？
僕にも分からない、、、！
別に男性が好きとかじゃないし女性が嫌いって訳じゃない、、、！！！
でも僕には【好きとか、愛している】がよく分からないんだ、、、！
どこでどう、その気持ちが変わるんだろう、、、？
別に、好きな女の子と二人で居る必要があるのかと思ったり...。
一人の方が楽だなって思ってしまうから、、、。
あぁ！ そう言えば、、、？
昔、父親とお酒を二人で飲みながら恋愛の事を話したことがある、、、！
僕が２５歳の時の話だ、、、！！！
『なあ、親父！ 親父はどうして母さんと結婚しようと思ったの、、、？』
『・・・はぁ？ 急になんでそんな事を聞くんだ！』
『・・・いや？ 親父は女性のどこに惹かれるのかなって、、、？』
『和彦、今までお前！ ちゃんと女性を好きになった事があるのか、、、？』
『・・・あぁ、ないよ、』
『・・・そっか、あのな！ 女性を好きになる時は自然と好きになるもんだ！
俺が母さんを好きになった時もそうだったな～！』
『・・・そうなんだ、』
『あぁ、だから！ そんなに気にしなくても自然と好きな女性が現れるよ！』
『・・・そうかな？』
『あぁ！』
親父はあの時、僕にそう言ったのだけど、、、？
僕も既に５２歳になり、しかも未だ独身のまま、、、。
この先、そんな都合のいい女性は現れないだろう、、、。
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