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①
ぼくが生まれたその日、ぼくの村は敵の襲撃に遭った。
というか、ぼくはその敵襲の最中に生まれた。
あるよね。なんで今?!ってこと。
確かにぼくもタイミング悪かったと思うよ。
でもしょうがないよね。自然の摂理だもん。
いちいち周りの状況とか考えて生まれるわけないじゃないか。
しょうがないよ。うん。
とにかく、ぼくは敵襲の最中生まれた。村は混乱の真っ只中。生まれたぼくは、そのまま土に埋められた。
―――隠そうと思ったのか、殺そうと思ったのか。親が何を考えたのかは判らない。
けど、おかげでぼくは襲撃者に最後まで見つからず、しかも運良く(?)生きていた。
ぼくの親はぼくを布切れにくるんで住み処の端の地面に生埋めにした。けど、時間がなかったのか、ぼくは浅くしか埋められなかった。
しかも襲撃の際、住み処の壁部がぼくを埋めた穴の上を隠すように崩れ掛り、ぼくを襲撃者から守る形になった。
こうして襲撃者が去った後、ぼくはなんとか自力で這い出る事ができ、生まれて初めて見た景色が、この惨状だった。
うん。
ぼく生きていけるかな……




