一話 いざ、異世界へ
これは恋愛ものではありません。
「う、うわーーーーーーーーーーーー!!」
俺は穴から落ちてゆく。暗闇が永遠と続く。そしていつまでも落ちそうな気がする。一体、どうなったんだ!
俺の名前は梓馬 悠斗。17歳。俺がこの暗闇に落ちたのは・・・。 自分の学校の帰り道だった。いつも通りの同じ道を通っていたのに、なんかちょっと違う。似ているがなんか違う。言葉で表現出来ない。それに人がいない。いつもは賑やかなのに、何故だろう。あの魚屋も開いていたが店主がいない。この時は、みんな違うところに行っていると思っていた。だが、この思い以上に予想外な事に遭遇した。ガサガサと音がしたので、目を横にやった。すると草むらから猫又の猫が出てきた。
(えええええええええぇぇぇぇぇーーーー!)
俺は一歩後ずさりした。あんなの伝説の妖怪だし、実在したのか!しかももっと驚くことが起こった。
「お、あなたは正しく王が望んでいる人物!」
そう言ったのだ。わけのわからない発言にまたもや驚いた。そして「王」が望んでいる人物って・・・。そう考えている内に、ふと見ると猫又は消えていた。
(やっぱり、幻・・・?)
そう思った。歩いてゆくと何かにつまずきこけた。
(ったく、なんだよ・・・。)
そう思って後ろを振り返った。するとマンホールのふたが少しいがんで出っ張っている。危ないので閉めようと思った。すると隙間から光が差し込んできた。
「ま、まぶしいっ!」
思わず手を引っ込めた。すると瞬間的に黒い腕が何本も伸びてきて俺の足を掴んだ。
「うわっ!」
そういう間もなく、穴に引きずり込まれた。
「どわあああっ!いつまで落ちるんだ!」
そう叫んだ。すると床にぶつかった。気を失ったが、ここは上下が混乱している、ということは分かった。
初の一話目投稿出来ました。ちょっと下手ですが、僕的にはいい作品だと思います。みなさんはどうでしたか?投稿は遅くなると思いますが、頑張ります。