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第一話:“零”と“無”

“存在”や“宇宙”の一番最初の始まりがどの様であったのかは、分からない。

恐らくはどこかでループしており、ある一点を全ての始まりだと特定することは適わない構造なのだろう。


“零”は、“始まりの神”によって生み出された。

生み出された“零”の傍らには、“無”が居た。

“無”は“始まりの神”の外側からやってきたそうだが、それについて多くを語ることはなかった。

それでも、“零”と“無”の二人きりの状態は、心地いいものだった。


“時間”というものは、まだ明確に存在してはいなかったが…それでも一人きりでない以上、“変化”という時の流れは生じる。

“零”は少し迷いながらも、“世界”を望んだ。

“零”は自らを半分にし、女神が生まれる。

残りの半分の“零”は、幾千幾万に分かれ女神の胎内に吸い込まれてゆく。

星が生まれ、世界を形作るあらゆる神々が生まれた。


 そして“無”は、その様をただ見守っていた。

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