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俺の過去、私の未来  作者: 葉月友翔
第二章~春休み初日~
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第4話:今後と服

第4話です。服についての部分をどう書けばいいのか分からずかなり悩みました。他の小説などを参考にしました。まだまだ勉強不足ですね。書けるようになるよう頑張ります。

昼食を食べ終わった俺は母さんと今後どうするか話し合うことにした。ちなみに雪華は友達と遊びに行ったらしく外出中、父さんは昨日俺が寝た後に帰ってきて俺が寝ている間に仕事に行ったみたいだ。だから二人は俺が女になったことはまだ知らない。


「とりあえず、今は春人の戸籍と高校についてどうにかしないといけないわね。」


そうだ。今ある俺の戸籍は当然性別は男で登録してある。しかし性別が変わってしまったってことは別の者となり今の俺は存在しないことになるはずだ。

そして高校の方は男の時に受験したから、当然高校側も次入学する男子生徒として登録してあるはずだ。このままだと、行ったとしても女になった今の俺は受験してないから入学することはできない。


「どうすればいいんだろう?母さん。」


「そうね…戸籍の方はすぐにどうこうできる問題じゃないから、まずは高校に事情を話に行った方がいいわね。」


「でも…信じてくれるかな?」


俺は不安だった。突然、男から女に変わりましたって言ったら信じてくれるだろうか?おかしいとかそんな訳ないと思うのが普通の反応だろう。


「そんなこと言ってみないとわからないわ。なにもしないよりは良いでしょ?とりあえず高校行ってみましょう。今から。」


「う、うん。わかった。……えっ!?今から!?」


「そうよ?早い方がいいでしょ?」


「た、確かにそうだけど。いきなり行こうって言われても…。ていうか服とかはどうするんだよ?」


昨日まで男だった俺には女物の服なんか持っているわけがない。持ってたら俺は変態だ。どこぞの口先の魔術師が男は皆変態だ☆って言ってたけど俺は違う。


「雪華の服を借りればいいじゃないかしら?」


「雪華のを!?い、嫌だよそんな!!」


「わがまま言わないの。男物の服を今の春人で行くのはおかしいでしょ?」


「そ、それはそうだけど。」


「それに他の人達が見ても女の子が男物の服を着ているのはおかしいって思うわよ。」


「うぅっ…わかったよ。」


いくら体が女になったとはいえ中身は男だ。女物の服を着るのは抵抗が凄く大きい。

だけど今は母さんのいう通りわがままを言っている場合じゃない。覚悟を決めるしかない。


「これを着なさい。ブラは高校に行く前に買いに行くから下はこれね。」


母さんが俺の部屋に服を持ってきてくれた。出されたのは白いワンピースと女物の下着だった。


「っ!?」


下着を見た途端俺の顔が少し熱くなった。多分顔が赤くなっているのだろう。自分でも分かる。だって恥ずかしいじゃないか、間近で見たら。


「恥ずかしがってないで早く着替えなさい。」


「わ、分かってるって。分かってるから部屋から出てくれないかな。ただでさえ恥ずかしいのに見られながら着替えるのはもっと恥ずかしいよ。」


「顔を真っ赤にしちゃって♪本当に可愛いくなっちゃって♪分かったわ。着替え終わったら言いなさいよ。」


母さんが部屋から出ていく。


「……はぁ。」


ワンピースと下着を見る。もう着るしかないか。

さっき覚悟を決めただろ俺!!

よし!!着よう!!

誤字脱字、方言で分からない文、その他おかしな点があれば、ぜひ感想に書いてください。よろしくお願いします。

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