第3話:美少女・食事
第三話です。今回は我ながらグダグダになってしまったと思っています。ごめんなさい。物語考えるのってすっごい難しいですね…。
朝、目が覚めると身体がおかしくなっていて、鏡を見ると腰まで長い金髪の美少女が映っていた。
身長は男の俺よりもかなり低い…大体20㎝くらいは差があるんじゃないか?
「何だこれ…?誰だ…これ…?」
まだ俺には理解できなかった。理解不能、理解不能。
俺は部屋の周り見た。しかし鏡に映っている女の子はどこにもいなかった。
もう一度鏡に映っている女の子を見る。
「お…おい…まさか…」
右手を挙げる。鏡の中の女の子も右手を挙げている。
こ…これって…
「まさか…俺…?」
鏡の中にいる女の子に指を差すと、女の子も同じ行動をする。
そして即座に俺は服の隙間から胸を見る。今まで無かった二つの膨らみが自分の身体についていた。胸が苦しい原因はこれだったのか。
「…ということはやっぱり…」
今までずっと一緒だった男の象徴である相棒があるか確認した…消失していた。
……うん、これは完全に女の子になっている。この鏡に映っている女の子は俺だ。
と、とりあえず落ち着こう。深呼吸だ…深呼吸。
「すぅ…、はぁ…。すぅ…、はぁ…。」
ふぅ…。さっきよりは落ち着いた…と思う。
…さて、これは一体どういうことだ?えっと、起きたら女の子になっていて…髪は金髪のロング、眼は紅色…スタイルは抜群…。…どこかの某魔法少女アニメにこんなキャラクターに似ているような気がする。いや某宇宙一の殺し屋にも似ているな。
「本当に俺…なのか…?どうして女なんかになっちまったんだ…?」
何故女になってしまったことを考えていたがそれはすぐにやめることになった。
俺の部屋の扉が開いたからだ。そして、
「何時まで寝てるんだい?もうお昼になるよ?」
母さんが入ってきてしまった。
「っ!?か…母さん!?(最悪だ、まだ色々と状況の整理がついてないのに…。)」
「……?あの、どちら様でしょうか?まさか、春人の彼女!?」
「ち、違う!!俺だよ!!母さん!!」
って信じてもらえるわけが…
「えっ!?は、春人なの!?」
信じた!?良かった、とりあえずややこしいことにならずに話を進めることができる。
「あぁ、起きたら女になってて。」
「あらあら~、可愛くなっちゃって~♪」
「母さん…そんなこと言われても嬉しくないよ。」
体が女でも中身は男のままだ。可愛いとか言われても当然全く嬉しくない。…まぁ確かに可愛いけどさ。自分で言うのはなんだか恥ずかしい気持ちになる。
「とりあえず、ご飯を食べなさい。話はそれからよ。」
「あぁ、分かった。」
俺は居間に行って少し遅い朝ごはん…いやもう昼だから昼ご飯を食べることにした。
居間に行くとすでに昼食のかけうどんが置かれていた。
「今日はうどんか。いただきます。」
俺はうどんを食べた。が、いつもだったら余裕で食べることができるはずの量なのに…
「うぅっ、母さん。もう腹いっぱいだよ。」
俺はいつもの半分で満腹になってしまった。まさか、女になったから食べられる量も少なくなったのか?
「いつもは二人分食べる春人が残すなんで珍しいわね。どうしたの?具合でも悪い?」
「多分、この体になったからだと思う。ほら、今の俺って男の頃よりも身長が低いだろ?それに女になったから胃もそれに合わせて縮んだんじゃないかな。」
食べることが好きな俺にとってはかなりショックだった。これからは今までような量を食べることができなくなるなんて…。
「そうなの…、まぁ母さんからすれば食費が今より減るなら良かったわ。」
「俺より食費かよ!?」
「そりゃあんたが今までたくさん食べるから、減るのは嬉しいに決まってるじゃない。」
ひでぇ母親だ…。
その日から俺は食事の量を減らすことになった。
誤字脱字、方言で分からない文、その他おかしな点があれば、ぜひ感想に書いてください。よろしくお願いします。