第2話:身体の異変
第二話です。いろいろと悩みました。…第二話で悩むって…大丈夫かな…。
夏休み中で余裕があるときは更新するつもりですが…。頑張りたいと思います。※8月10日誤字報告がありましたので修正しました。報告ありがとうございます。
合格発表から数日後の卒業式、俺は中学を卒業した。
卒業式って泣けるよな。俺、たくさん泣いたよ。後になって恥ずかしくなったけど…。
卒業式を終えたあとお世話になった先生にお礼を言ったりクラスの友達と思い出話をして、俺は帰宅した。
「ただいま~。」
俺は帰宅すると自分の部屋に戻りゲーム機の電源を付けた。
いやぁ〜、やっとゲームが伸び伸びとできる。受験シーズンは合格するために必死で勉強したから遊びとかはほとんどしてなかった。……イヤホントダヨ?チョットイキヌキシタクライダヨ?
みんなもこの気持ちわかるよね!?テスト期間や受験が無事終わった時のこの解放感っ!!えっ?誰に言ってるって?画面の向こうのユーザーさんさ!!
…まぁメタ発言はおいといて…。
しばらくゲームをしていると部屋の扉が開いた。
「やっほ~♪はるちゃん、改めて卒業おめでとう♪」
「お前な…、ノックくらいしろよ。」
こいつは一つ年下の妹で、名前は雪華だ。仲は良くもなければ悪くもない…至って普通の兄妹だ。ちなみに俺は4人家族の長男だ。
「いいじゃん兄妹だし♪」
「良くねぇよ。何かしてたらどうするんだ。」
「何かって?」
「えっと…ほら…あれだよ…あれ。」
男ならだれでもするであろうあれ(意味深)を遠まわしに言おうとするが言葉が見つからない…。妹にはあまり下発言しないからこういう時は本当に困る…。ちなみに妹がどこまで性について知っているのか俺は把握していない。
「あれってなに?」
「……あぁっもう!!少しは察しろよ!!」
「えぇ~。わからないよ~。」
「分からなくていいっ!!」
どうしてこんな辱めを受けなきゃならないんだ…。
「はるちゃん顔赤いよ?あっ、もしかしてさっき言ってたあれってオ…」
「言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺は妹を強制的に退出させる。
あぁ…自分から振っておきながら…どうしてこうなった…。
その後夕食を食べ風呂に入りしばらくして就寝した。今日はいろいろと疲れたからいつもより早めに寝ることにした。
「明日から春休みか…。高校から出された課題やっておかないと…。」
俺はそう呟いて眠りに就いた。明日もいつも通りの日常だろうと思いながら…。
~翌日~
俺はいつもより遅く起床した。
かなり疲れてたんだな…。夜中に一回も起きることなくぐっすり寝たみたいだ。
「んん~、よく寝た~。」
あれ?声が高い?
いつもの俺の声は低いはずだ…。風邪…はないか。喉は痛くなし体も怠くない。
「あ~。あ~。」
やっぱり声が高い。どういうことだ。
とりあえず起きることにした…が、
「んんっ…なんだ、胸がやけにきついのに袖とかは長い。背が縮んだのか? いやなら胸がきついってのはどういう事なんだよ」
やけにきつくて苦しい胸を触ると柔らかい。俺寝てる間に何か胸に詰めたのか…そんなバカな。
「何が起こったんだ?はっ…?髪の色が…おかしい…。というか俺はこんなに髪長くねぇよな…。」
今の俺の髪は腰にまで届くほど長くなっていた。そして黒髪だったはずの色が金髪になっていた。
「なんだよ…。何が起こってるんだよっ!?俺の体…どうなっちまったんだよっ!?」
訳が分からない…。何が起こっているんだ…。俺、なんか変な病気にでもなっちまったのか…!?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ………。死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない………。
俺は軽くパニック状態になった…。いきなり自分の体がおかしくなっていたら誰もが怖いはずだ…。
ふと、俺は目の前に自分の全身を見れる大きな鏡があることに気付いた。そして俺はその鏡を見た。そこに映っていたのは今まで見慣れていた俺の姿じゃなかった。
鏡に映っていたのは……見知らぬ美少女だった…。
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