成程、こういうやつを悪役令嬢というのか。
いつも読んでいただきありがとうございます。次回は3/7(土)投稿予定です。
3/7追記すいませんが本日体調崩してしまい、投稿予定を明日3/8予定とさせて頂きます。ご了承下さい。
先ほどまでウジウジしていた気持ちはスッパリ忘れ、アイリスはコーデリアに続いて生徒会入会申請書を先生へと渡した。
いくら王太子とはいえ、声をかけたメンバーの能力が低ければ意味がない、それに将来生徒会長の独断機関にするわけにはいかない。
よって一度先生方に申請者の生徒の成績、品行性、そして普段の様子など独自に調査し入会有無を決議する。
当然、コーデリアは申し分ないと入会の判を貰い、アイリスもまた成績も優秀であり品行性も問題ないという事で入会は許可された。
口悪いから若干ヒヤヒヤしていた杞憂に終わり、コーデリアにその事を話せば上手く隠してるしアイリスは笑ってれば大概許されているものと、訳分からないことを言われた。
あざとい人間だったらイラつくでしょうけど皆無だものねとさらによく分からない事を言われつつーーー。
「今日から皆さんよろしくお願いしますわ。」
「よろしく、お願いシマス。」
授業が終わり早速コーデリアと一緒に生徒会の部屋へと向かったアイリスは、既にメンバーの人間と顔合わせ兼ねての自己紹介をする。
「いや、大きな助っ人が入ってきて嬉しいよ。」
そう言ったのは現生徒会長であるノエル会長である。
メガネをかけ茶色い髪で地味ではあるが、生徒会歴代の中でもトップクラスの働きをした人物で在籍中の生徒から慕われている。
学園を卒業したら外交官として働く予定らしい。
「最初は皆不慣れで大変だと思うけど慣れれば色んな事が出来るようになるから頑張ってほしい。・・・えと、後ろの子がアイリスだね、君のことも他のメンバーから聞いているよ。剣の才能もあって優秀なんだってね。」
はて?聞いているとはと首を傾げたが、騎士科でよく一緒に稽古しているヴェインと目が合う。
成程、あいつが情報を漏らしたのか。
思わず舌打ちしそうになるのをグッと堪える。
出来ればコーデリアの後ろに居てサポートする程度にしたいのに・・・余計な事を。
「成績も上位なんて本当に努力しているんだね。是非とも生徒会でも色々発揮してもらえたらと思う。」
「はい・・・まぁ、尽力シマス。」
イヤイヤ答えていると王太子が良い顔でこちらを見て拍手している姿が見える。
おい待て、何でお前が自分のことのように笑っているんだよ!
若干イラァっとしていると目の前に扇子の柄が見え横を見る。
「あら?貴女少し殿下の事見つめすぎじゃありません?」
・・・え?誰この人?
「ファクター令嬢、言いがかりはよしてください。たまたまそちらをアイリスが見ていただけですわ。」
すかさずコーデリアが言い返す。
ファクター・・・あぁ伯爵家のとアイリスも思い出す。
銀色の長いロール巻きの髪型に紅い吊り上がった瞳であるが綺麗な顔をした生徒である。
・・・もしかしてこいつが悪役令嬢じゃないのか?
アイリスは彼女の見た目から乙女ゲームに出てくる欠かせない存在の事を思い出していた。
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