植物を愛する男=優男ってマイナーなのか?
いつも読んでいただきありがとうございます。次回は1/31(土)投稿予定です。
1/31追記すみませんが投稿に間に合わないので2/1予定の投稿になります、ご了承下さい。
思いのよらぬアクシデントに見舞われたが、気を取り直してアイリスはコーデリアと共に農業生産科の授業へ向かう。この科は主に植物の知識を幅広く知り、実際に育てる。
筆記試験は年に一度だけで毎回のテストは自分で育てる植物やテーマを考え4ヶ月後の試験時に植物を採点評価してもらう少し変わった科である。
「確か、コーデリア・・・お、嬢様は領地の気候に合わせた作物の栽培の改良、でしたっけ?」
制服から体操服へ着替えたコーデリアが自分の花壇の土いじりをしている姿を確認しながら、アイリスは話しかけるとコーデリアは顔を上げる。
「えぇ、幸い私の領地は栽培に適した気候だけれど毎年が豊作というわけではないし、それも含めての新種改良と今の生産している作物の質をあげられればより民は飢えに苦しむ事はなくなるし備えは幾つあってもいいわ。それよりも貴女の方が大丈夫なの?」
はて?何を心配してるんだ?と首を傾げているとコーデリアは呆れた顔になる。
「貴方のテーマを見たけど何なの?痩せた土地と劣悪な環境での栽培方法を模索って。流石に無理があるじゃない。」
「あぁ、そういう心配か。」
何のテーマをするか考えた時アイリスはどうせならと難しいテーマにしたのだ。
そこで最初に考えたのは汚染された土地でも育てられる食物の生産を考えていたが、流石に学園の中に一部でも瘴気に汚染された土地を作るわけにはいかないという理由で却下されたのである。
仕方なくアイリスは痩せた土地で気候変動に強い食物を育てる事にしたのである。
考えるのは嫌いじゃないし、出来ないテーマでもないと思っているので心配はしてはいないが・・・。
「まぁどんな植物になるかはお楽しみで・・・でござます。」
無理矢理な言葉遣い疲れるが、周りの目もあるので何とか口をもごもごしながら言っていると、後ろからドサドサと何かが落ちる音に2人は振り返る。
「うわっ、うわっどうしよう、落ちちゃった。」
緑の頭を見せて慌てている優男がそこに居た。
どうやら運んでいた肥料の袋が一輪車から何かの弾みで2袋落ちてしまったらしい。
どうしようとか言ってないでまた積めばいいじゃないのかと思っていると、青年も思ったのかその袋を持ち上げて乗せようとしているみたいだがそこまでの力が無いのか持ち上がらず苦戦しているようだった。
「・・・あの人。」
「お嬢様、知っている奴・・・方ですかしら?」
「ウォーカー伯爵家よ、植物の魔法が得意で植物学者を輩出しているわ。」
王太子とは幼馴染だったはずよというコーデリアの言葉にふーんと興味なさそうに相打ちをする。
というかさっさと持ち上げないのか?・・・いや、力弱いな。
しかし誰も助けようとしないので見かねたアイリスは仕方ねぇなと思い立ち上がると彼の代わりにヒョヒョイと持ち上げ乗せ直す。
勿論、本人はアイリスの登場に目をぱちくりさせた。
いつも読んでいただきありがとうございます。




