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逢瀬

作者: Libra

逢いたい


逢いたい


そなたに逢いたい


わらわが


こんな気持ちになるなんて


狂おしいほど


そなたに逢いたい


一夜の契りと


思っていたのに


人の姿になれるのは


一夜だけ


一度だけ


雲の中から下界を眺め


そなたの逞しい腕に抱かれたのを


思い出し


身体の芯が疼く


そなたはもう忘れてしまっているだろう


わらわの事など


それが運命


涙が枯れるほど泣き


涙が雪に変わり


地上では


美しく光り輝いている


わらわは龍


もう一度そなたに会いたいと


星に願う


星はわらわの願いを叶えてくれたのか


夢ならば


覚めたくない


そなたの腕の中で


今宵は眠りにつく










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― 新着の感想 ―
[一言] 切なくも最後はかすかな希望があるお話ありがとうございました♪
[一言]  高貴な龍の恋心が、凄く迫真に迫ってかかれていて、切なさが湧いて来ました。  言葉使いが龍って感じで、凄いなあって。  ロマンティックだなあって思いました。  夢でも恋しい人の腕の中で、切な…
[一言] 神話のような(というか神話?)美しい作品でした。 龍が人の姿になって契りを交わすのって、とてもロマンチックですね。 素敵です。
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