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47話 シャティルとセディス

「……それで、ルートや時刻・速度・止まる位置・出発地点などその他もろもろ機関車の操縦部分で視覚的に操作できる装置を作ったと?

 しかも三日で?」



「うん。流石可愛いセレスだよね。

 この画面と魔法盤を組み込めばできるらしい。

 魔法盤をそのまま書き写せばいいらしいよ。

  ほかにも欲しい機能があるなら、追加するから言って欲しいって。

現場の人間に試させてみよう」


 と、シャティルの部屋に訪れたセディスにシャティルがニコニコ顔で言えば


「や、これ聞いたら魔道具師達がお嬢様に是非お話をーーと絶対殺到しますが。

 そりゃもう目の色を変えてシステムを教えろと迫ると思いますよ?」


「そうだね、だからあの子が学園に行ってから渡そうと思う。

 もちろん魔道具師たちは国外に出る事を禁止しておくから安心して」


「なんだか色々突っ込まないといけないような気がするのですが、もう突っ込み疲れました」


 死んだ目で言うセディスにシャティルがにっこり笑う。


「それにしても……あそこまで怖がるとは甘えですかね」


「甘え?」


「学園では普通に私や剣王国、魔術王国のスペシャルナイトに説明できています。

 大人でもあそこまで怖がりませんでした。

 久しぶりに親元に帰って来たので学園で無理をしていた分、緊張がとけたのかもしれませんね。

 なんだかんだ言っても年相応の子どもなのでしょう。


 ……って、陛下何ニヤニヤしていらしゃるのですか?」


 椅子に腰かけたままニコニコしているシャティルにセディスが突っ込んだ。


「やっぱりセディスはセディスだなって」


「……何ですかそれ?」


「うん。セレスの事よろしく頼むよ。頼りにしている」


 そう言って微笑むシャティルの表情は友だった頃によく見せた素直な笑顔だった。

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