46話 キング・オブ・陰キャ
「うん、セレスはよく頑張ったよ偉かったね」
と、少し涙がでてしまった私。父が抱きしめて頭を撫でて慰めてくれました。
こんにちは。古代の魔道具の改造方法を説明しようとして、大人に質問攻めにあい、緊張で固まってしまい何も話せなかった、キング・オブ・陰キャ、セレスティア・ラル・シャンデール(10歳)です。
魔道機関車の路線変更なのですが壊れた機関車を一台手に入れて、解析してみたら普通にできました。
父がそれを他の人にも教えたいからと、ビデオみたいな魔道具で工程を説明しながら撮影したのです。おそらく人前だと緊張して手が止まってしまうと父が考慮してくれたのでしょう。父とセディスに工程を説明し、撮影をおえ、プログラム部分の基盤が壊れて動かなかった魔道機関車に私が新たに書いた基盤をいれ、新しい部品を入れてなおし、王宮内に敷いたレールを走らせた所普通に走りました。
父が、「セレスは凄いなぁ」と褒めてくれてセディスが「いやっ!?そんな凄いなぁレベルじゃないんですけど!?これ世紀の大発見ですよ!?世界の勢力図を大きく変える事になるほどの技術の復元ですよっ!???」と泣き崩れてながら抗議していたのは、ごく最近の思い出です。
これで、私が書いたプログラミング部分をいじれば、路線も変更できるようになり、新たな魔道機関車が作れるようになったのです。プログラム言語の説明書も書いて魔道具師達に渡したのですが……。
魔道具師たちにどうしてもわからない所があるので説明をしてほしい。
説明会を開いて欲しいと懇願されました。
父が紙に書いて答える形にするかい?とも聞いてくれたのですが……。
それはそれで面倒だったので口で答えますと言ってしまったのが間違いでした。
ここ最近、友達と普通にしゃべれ、王族組の護衛sがいても緊張しなかったため、すっかり自分を陽キャになったと勘違いしてしまったのです。
父が必要最低限の5人に絞ってくれて、説明会を開いたのですが、目をギラギラさせて、私を称賛して説明をもとめてくる魔道具師たちの熱気に怖くて固まってしまいました。
ここ最近私生活が充実しすぎて忘れていましたが、私は陰キャでした。
同年代の貴族のおしゃべりにはいりたくても、怖くて入れず壁に隠れて見てるだけという、怪しいストーカー体質の陰キャなのです。
陰キャが知らない人に説明できるわけがないのを失念しておりました。
半べそで父に抱き着いて頭を撫でてもらいながら思うのです。
陰キャはやっぱり陰キャだと。
自分でマクロを組んで、分かりやすくして説明攻めにあわないようにしようと思います。
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