↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
凪る嵐に光明を  作者: 雪風風兎
凪編 第壱幕 八大地獄へいらっしゃい
PR
10/47

10 閻魔丁 (挿絵有り)

イラストを入れました☆Twitterにてばにら。@HAKASE51287470様に描いて貰ったイラストです✨


閻魔丁貨物駅


「よっと」


 列車に揺れに揺られて約4時間半。

 ようやく閻魔丁の貨物駅にたどり着く。


「ここが閻魔丁……」


「さぁてっと〜、ゑんま大王のとこにいかんとね〜」


 ちょっと青空、初めての感覚ぐらい少し浸らせてよ。


 目の前にはやっぱり近代的な建物と古い感じのレトロ感溢れる街並みが広がっていた。


「えーと、こっから閻魔宮殿へはスミr」


「菫(すみれ)横丁を突っ切れば良いら」


 飛沫が言おうとしたことを青空が被せて言ったような気がする。


「おいテメーなぁー、何被らせてんだよ」


 気がしたんじゃなくてやっぱり、被せてた。


「いいじゃんそれぐら〜い」


 そう言って青空は脱兎のごとく街へ向かって行くのであった。


◯


「ここが菫横丁(すみれよこちょう)」


 ぼく達は菫横丁の入り口にある看板の前にいた。

 少なからずここにいて分かるがここにいる人間はぼくと青空しかいないということ。


「あそこが閻魔宮殿……」


「閻魔宮殿の正面玄関に真っ直ぐ先にこの横丁があり、神社でゆうとこの参道らしいよ」


「青空、いきなり説明されても困るんだけど」


 ほんと青空は自由気ままというかなんというかほんとにこのまま大人になって大丈夫なのだろうか? と心配になる。


「そういえば青空」


「んにゃ? 何〜?」


「列車の中で聞こうと思ったけど青空が寝ちゃって聞けなかったから今聞くけどさ」


「アハハハハ、たしかに寝てたね」


 ぼくも寝てしまったけど青空が寝た後だしね……。

 その時に夢を見た気がするんだけど思い出せない。まぁ、夢なんてそんなもんなんだろうけど。


 アハハハハと笑い、あさっての方を向く青空を置いといてぼくは話を続ける。


「初めて地獄で会った時に持ってた刀はどこにやったの?」


 初めて地獄であった時、鹿に降り注いだ時に握っていた刀、それ以来刀を見ていない。


「それさぁ〜、話を無視しといて言うこと?」


 アハハハハと今度はぼくがあさっての方を向きごまかす。


「話を戻すけど、結局刀はどこにやったの?」


 実際刀なんて腰にも背中にも付けてないし。


「あぁ、それは〜」


 何やらゴソゴソとポケットとか触りながら「あれ? どこに入れたっけ〜?」と言いながら体のあっちこっちを調べている。


「あったあった」


 そう言って青空はぼくの方にガチャガチャとかでありそうな剣のペンダント? を出す。


「これが、何?」

 ぼくは剣のペンダント? を出した青空に問いかけてみた。


「これに刀が入ってる?」


「何故疑問系!?」


ビク


 いきなり横から飛沫が声を出しだので青空と2人してビックリしてしまった。


「おいおい、何いきなり沈黙すんだよお前ら、俺が首を突っ込んだだけなのによ」


 そしてボソッと「青空、話し続けろ」と言い話を元に戻そうとする。

 ぼくもそれに便乗して目で訴える。伝われ〜。


「え〜とねぇ、」と話を青空は進め始めたので気づいてくれたのであろう。


「これは鎖の封印箱(チェーンアーク)って言って通称〈鍵〉(かぎ)や〈アーク〉なんてよばれてて武器を取り出したりする道具であって、妖怪と契約した時に自分のイメージと自分の妖力で生成されるもので人によって形は様々なんだって……だよね飛沫?」


 いきなり振られてえ? 俺? みたいな顔をしている飛沫。


「あぁ、青空がさっき言った生成するのもあるが自分の身に付けている金属にその効果が付いてそっから武器に変化したり召喚したりするのもあるな」


 飛沫は少し焦りながらそう言った。


★★★★★★★★★


(アイキャッチ☆)



挿絵(By みてみん)


イラスト手前が主人公の凪

イラスト奥が飛沫


☆☆☆☆☆☆☆☆



閻魔宮殿


 ぼく達は今、閻魔大王のいる部屋に来ていた。


「ゴメンね〜今さ、夏々千《かがち》くんは補佐官の仕事でEUにあるイギリス地獄に視察しに行ってていないんだよ」


「そうですか」


 ぼくが閻魔様に返事をしたところでぼくの後ろのドアが開く。


 ドアの方に目をやるとそこには、髪は一部が白く染まった短髪でぼくと同じ学校指定であるモスグリーンの制服、腰には六花の(雪の結晶)ネックレスを付けた少年が立っていた。


「お! 凪、こんなとこで会うなんて奇遇だな」


 そうセリフを言いぼくの所に来る。


「え? なんで嵐(らん)がここに?」










名前 飛沫(しぶき)


誕生日 9月6日  烏(からす)の日


年齢 不詳


性別 男 


所属 閻魔拾弍星(えんまじゅうにせい)


階級 十二宮


属性 雷


家族構成 妹


出身地 閻魔丁


好物 鮭おにぎり・酒(主に日本酒)・餅


嫌いなもの 柊(ひいらぎ)・毒蛇・猛禽類(もうきんるい)


身体的特徴 鬼と烏のハーフ


身長 185㌢


体重 67キロ



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 活き活きとした喋り口調のような語り口が、主人公の視点から見た地獄を伝えていて、面白い効果が生まれているなと感じました。そして、場所が変わろうともこの主人公は変わらないんだろうなというキャラ…
[良い点] あらら……夏々千さんはお留守ですか(´・ω・)痣が気になりますが……。 そして、新たに嵐って知り合いに遭遇!? 嵐も、凪ちゃんと同じく転移してきたのかな……。 イラスト、カッコいいです…
[良い点] 展開が早くてスラスラ読めますね! メチャクチャ知ってる作品の要素満載で笑ってしまいましたwww [一言] この度はタグに反応して頂きありがとうございます! お互いこれからも頑張りましょう!…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。