第2話 決意を胸に
~前回のblack hero~
幼き頃のヒーローたちは成長し、それぞれの考えを持つようになった。
そんな中唯一ヒーローを目指し続ける男、国文敏雅は…
最近、こんな噂を見つけた。
それは女子高校生 通称JKのみを狙った切り裂き犯である。
細かくはJKのスカートだが…
普通なら変なおっさんの仕業と思うかもしれない。
しかし、変なのだ。
この事件は20年も続いていながら犯人が人間かさえ分からない。
防犯カメラをいくらつけてもいつの間にか切られてる
そんな状況だ。
これはもう…怪人しか考えられない!
ニヤニヤしながら敏雅はパソコンを見つめていた…
「暑い…眩しい…溶ける…」
日曜の朝、敏雅はコンビニに食玩を買いに行った5か月前以来、初めて家の外に出た。
なにしろ最近は自主制作の方で忙しかったのだ。
敏雅は集めた少ない情報を基に街を探索する。
敏雅は考えたのだ。
ただ犯人を探すというのは無理だ。
それだったらスカートを穿いている女子高校生を探した方が案外近道かもしれない。
家から少し歩ったとこにある商業施設でトラブルはおきた。
ご近所さんだ。
たしかに常人の君たちにとっては大したことで無いだろう。
しかし、常人でない俺にとっては深刻だ。
なんといったって他人からかけられる同情の意ほど苦しいものはない。
そしてトラブルを回避した先で事件は起こった。
「何これ…スカート切られてる。」
「えーーー!!こわ!!」
間違いない。
敏雅は出口へ走る。
すると犯人はいた。
その姿は言うなら鬼と化した女性だ。
「お前が例の切り裂き魔だな!」
敏雅は3年振りに大声をだした(つもり)。
そして女は答える。
「命…取って無い…誰も…殺してない…そもそも…ナゼミエル!!!」
その声はまさしくTHE・幽霊と言うに相応しい声だ。
「簡単だ。俺は正義のヒーローだからな。」
そう告げると敏雅はブレスを腕に巻く。
そして…
「うぉっ!!なつかしっ!!ジャスティスマンのじゃん!」
巻いたブレスを醍に奪われた。
「おいっ!醍、返せ!それはもうおもちゃなんかじゃ…!」
しかし、好奇心の人形と化した醍が聞くはず無かった。
「チェンジゴー!ドラゴンパワー!」
ブレスを変形させた途端、謎の記号に醍は包まれた。
そして次の瞬間、
「ジャスティスマン、ここに参上。」
龍の戦士、ジャスティマンへ姿を変えた…
「醍…お前…」
敏雅は驚いてる中かろうじて声を出す。
「あの女を倒せばいいんだろ?」
醍は敏雅に聞く。
「ああ。でも何故…」
「簡単だ。消されていた炎に再び灯されただけさっ!!」
そしてジャスティスマンは怪人へ駆けた!!
にゅふ~…
なんか久々だったから張り切って2話書いちゃった…
あ、どうもいろいろ書いてる人です。
まあまず、わかったのが
こういう系の書くのたのすいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
ということですね。
なんか今までひねくれたやつばっか書いてたのですごい新感覚で楽しいです。
おっと、そろそろ次回予告へ
【次回予告】
成長したヒーローは拳に何を込めるか
第3話 「本当のスタートライン」