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1-3 異世界が現実にやってきた!なのでとりあえず全力で逃げてみた。

少し仕事が忙しく遅れました。明日は描けるといいなー笑

初コメントもらいました。すごく嬉しいですね!これからも頑張りますのでどうぞよろしくね


意外に今回はシリアス展開です。


避難をしようと外に出た違うクラスの学生と先生が、オークに鉢合わせていた。


俺達はその様子を教室の窓から見ていたのだった。


俺たち以外は、みんな避難をする為に教室から避難していたが、外にいるオークを見つけてしまい、俺達は動けず外の様子を確認していたのだった。


教室の窓から見えるオークは遠くだというのに、ここまで威圧が伝わって来ていた。


「なんだ、こいつ?」



「あはは、お前どこから避難して来たんだよ!遊園地か何かかー?」


生徒の中でも不良そうな奴らが、オークの方に笑いながら向かっていっている。


「おい、この着ぐるみやべー

再現度やばいぜ!!まじ本物みたいだ!

こっちきてみろよ!!」


そう言いながら、近くにいた不良仲間を呼び寄せる。


仲間の不良生徒はわらわらと5人ほどイノシシの着ぐるみの方に向かっていった。



「おぉーすげー再現度たけぇー!!」



「ちょ、写メ撮ろうぜ!」

不良生徒達は、先ほどの地震のことは忘れて目の前にいるイノシシの着ぐるみに夢中だった。


調子に乗ってハイとろけるチーズ!!とかいっていきりポーズを決めたその時であった。



今まで全く動くことのなかったイノシシの着ぐるみが手に持っていた大きな棍棒を突如として大きく振り上げる



「ギャァアアアーーー!!」



「ちょ、えっ?待って待って!?」



「え?何これヤバイヤバイ!!人がゴミのようだ!!」


そんなわけのわからないことを言いながら目の前で起こってる事に夢でも見てるかのように、不良達は次々と潰されていったのだった。



あまりのことに、一瞬静寂が訪れる。







「ぐおおおおおおおっおお!!!」


イノシシの着ぐるみだった、その何かがものすごい雄叫びをあげたのであった。


運動場に集まった他の生徒と先生達は、今の雄叫びで我に帰って叫んでいた。


「きゃぁー!!」


「に、にげろ!!ボブ●ップだぁー」


「いや、ボブ●ップではないだろ!!」


「ば、化け物だぁーー!!」


生徒達はものすごい勢いで、校内に逃げて行ったが、他の生徒達はそのことを知らないので、逆に次々と運動場側に避難してくる。

その為、校内の入り口は混乱状態に陥っていた。


「どけっ!!戻れよぉ!!」

男子生徒は怒号を上げて叫んでいる。


「早くもろっておぉーー!!」

こちらの女子生徒は泣きすぎて、何をいってるかわからない状態だ。


俺たちは、その信じられない光景を目の前にして何も口に出すことができないでいた。


哲也がその静けさを遮るように

「ま、まじかよ。何だよこれ!」


おれは息を呑む。


「嘘だよな。これ」

弘樹が言った。


「あれ、もしかしなくてもオークだったよな」

俺は目を合わせて頷いた。



「オークってなんだよ!!?ヤベェって逃げよう」



「そ、そうだな

と、とりあえず逃げるぞ!!校内なんかにいたら逃げ道がなくなっちまう!」


俺たちは足早に教室を後にする事にした。


運動場側は、先程の光景を見る限り逃げ出せそうにない。


「運動場側は無理だ!裏門から出るぞ!!」

そう言って哲也は、俺たちを先導する。


俺たち3人は、他の生徒達がいる運動場の反対側の裏門から逃げ出すことにしたのであった。


裏門には、同じようにこちら逃げようとする人たちが数人いた。


「よし、このままこっちから逃げるぞ!!」


「やめといた方がいいと思うよ。」


俺達3人がそのまま裏門を出ようとすると、後ろから声を掛けられた。後ろを振り返ると1人の生徒がこちらを見ていたのだった。金髪ロン毛の優男、俺はこの人を知っている。3年の石川蓮(いしかわれん)先輩だ。学校の中でも目立つ存在で、学校の誰もが知っている。不良とかではないのだが、学園一のモテ男と言うことで、不良からも一目置かれている先輩なのだ。そんな先輩から声を掛けられた事で少し焦ってしまう。


「えっ?石川先輩!!えっ、いや、あの、裏門から、逃げないとオークの化け物が!!」


「知ってるよ。さっきの運動場の光景を僕も見てたからね。」


「じゃあなんで!!」


「いやさ、僕も出ようと思ったんだけどさ。

あれ見てみなよ。」


そういって、裏門の方を指差している。


俺たちは振り返り、指を指している方を見てみると、そこには小さな生き物がいるのが見えた。透明のプルプルした生き物、それも複数体いるのが見えたのだった。


あ、あれはスライム!?


「よくわかんないけどさ、あれ結構やばそうだよね。」


向こうの方でうようよといるのが見える。


「めっちゃいる。あのまま突っ込んでたらヤバかった…」

哲也は青い顔になりながら、小さく呟く。


俺たちはオークから逃げる事に必死で、あんなにいるスライムのことさえ目に入っていなかった事に恐怖した。


「ふふっ、僕についといで♪

こっちからなら逃げられるかも」

そういって石川先輩は、にこやかに笑っていた。


その笑顔に、冷静さを取り戻した俺たちは石川先輩についていくことにしたのだった。


違う出口だと思われたが、石川先輩は2Fに続く階段の方に向かっていく。2Fなんかに出口なんてないはずなのに自信満々な先輩がいたので、何も考えずついていく事にしたのだった。



先輩が俺たちを連れて向かった先は2Fの美術室であった。


「え?なんでここなんですか?」

不思議に感じた俺が尋ねる。


聞こえていないのか聞こえないフリをしてるのか俺の問いかけには応じず

こっちこっちと手招きして俺たちに呼びかけてきた。


先輩が美術室の扉を開けて、ある机の先の窓の前まで向かっていった。


「ここだよ。ほら、いつも学校をサボったりする時に、ここから抜け出しているんだよね。」


そういって窓を開けると、大きな木が見えた。


「ほら、ここを渡るんだよ。」

そういって窓から身を乗り出し木の大きな枝の方猫のようにに飛び移った。


「君たちもついといで」


そういって羽でも生えてるかのように、優雅に木の向こう側に降りていった。


「ど、どうする?」

少しビビりながら俺と弘樹は見つめ合っている。


そんなことをしている俺たちを尻目に哲也は木の枝に飛び移っていた。


「おーい、早く行こうぜ。先輩先行っちまうぞ。」


なんか、ビビってる俺たちが馬鹿みたいだ。


「お、おう行こう。」


俺も弘樹も哲也があんなにひょうひょうとしているのに、情けない姿は見せられない、


俺たち2人が、木から降りた先には、先輩と哲也が待っていた。ここは、運動場側の正門でも、裏門側でもなく、売店のパンなどを搬入するいつもならまず来ない場所に出ていたのだった。


あたりを見回し、化け物がいないのを確認する。


何もいない。



こうして俺たち4人はようやく学校の外に出られたのであった。









僕と友人は幼馴染です。友人は30歳で今までハーレム以外の彼女は居なかったのですが、この前彼女が出来たと報告がありました。喜ばしいことです。


まぁ、詳しく聞くとネットのボイスチャット?っていうので知り合って会ったこともないそうですがとにかく喜ばしいことです。


友人聖剣カリバーが抱き枕以外に使われる日が来ると友人代表として祈っています

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