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世界を滅ぼし者の冒険記録  作者: 仁忍
始まりの島
2/5

プロローグ

ようやく出来ますた( ̄▽ ̄)ゞ

ガスタフは、暗い森の中を歩いていた。

彼は、生まれてから、一度も島の外に出たことはなかった。

おじさんと呼ばれてもおかしくない。

年齢的には若いとはもう言えず、はっきり言って

なんの変化もないこの島に 一生居続けるのもどういうものか。と深く考えていたりもした。

この島の中心部、ガスタフが住む小さな村からすぐ近くのこの森も 島に住み続けてきたガスタフにとっては、迷うことはもう無くなった。

島には多くの魔物が潜んでいる。

村の安全のために、こうやって毎晩夜回りするのも もはや彼の習慣になっていた。

ろうそくで闇の先を照らしながら、腰には短剣を身に付けてガスタフは、進んで行く。


ガスタフ 「今日も、たいていの魔物は討伐したはず

だ」

そろそろ彼は、村へ帰ろうと思っていた。

村へ行く方向に、身体の向きを変えた時 ふとろうそくが、少し先の闇を照らした。


ガスタフ 「これは…。」

最初は、それが何か分からなかった。でも体勢を低くして、ろうそくの灯りをはっきりと『それ』に近づけるとようやく理解出来た。


ガスタフ「まさか……!これは人の手だ! 」

更にろうそくで闇を探ってゆくと、『それ』が姿を

表した。


ガスタフ「おい、聞こえるか!

ウルフにやられたんだな。」

見たところ、8歳くらいの少年で 美しい銀髪の髪をしている。

麻の服はボロボロに破け、背中にはウルフに肉を食いちぎられたであろう 深い傷痕が残っていた。

こんなにも危ない森で、手ぶらで半袖の麻の服というのは、あまりにも不可思議だった。


少年 「う……。」

ガスタフ「!!」

意識はある。小さなかすれたその声が、その根拠を

明確にしていた。


ガスタフ「今、村に連れて行ってやるからな。

もう少しの辛抱だ。」

彼はそう言うと、少年を抱えあげた。

筋肉のついた、大柄な身体で少年を軽々とおぶると、またろうそくを照らしながら、村へ向かって行った。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



次から、第1話になりますなぁ( ´∀`)


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