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なろう作家のみなさん、これがこの投稿サイトの現実です~公募の一次を通過したくらいじゃ誰も読みに来てくれません~

作者: 読者は自分の好きな物語を読む権利がある?

さて、第11回ネット小説大賞の一次選考を通過された皆さんおめでとうございます。

でも戦いはまだ終わっていません。そうっ、次なる目標は二次選考突破です。なので協賛企業の方に向かって念を送りましょう。


あなたは私の作品を選びたくな~る。ほらほら選ぶと出世するぞぉ~。

特に来年はエッセイが来るぞぉ~。今から準備しておかないと乗り遅れるぞぉ。

周りの有り得ないという声を押し切って書籍化させたらミリオンセラーになってボーナスが倍増だぁ~。


はい、くれぐれも推す作品のタイトルは間違わないで下さいね。もしも似たようなタイトルがある場合は特に気をつけて下さい。


と、前振りも済んだので本題に入ります。


さて、一次選考を突破した作者の皆さん、その後の周りの反応は如何ですか?

えっ、発表された途端PVが爆上がりした?100人以上のアカウント持ちからポイントがざくざく贈られてランキングを駆け上がり?


ほうっ、それはおめでとうございます。そうですか、やっぱりあなたの作品に足りなかったのは知名度だったんですね。読んで貰えさえすればみんなが良さに気づけるだけの内容だったのでしょう。


でもね、中にはそんな効果を得られていない一次通過作品もあるんですよ。

特にもともと獲得ポイントが少ない作品ではそんなバブリーな現象が現われないらしいです。


そもそも人気作品は一次を通過したという勲章がなくても凄まじいPVを叩きだしているので一次通過の前後でその差が判りません。

なので今回はPVの差が如実に現われるであろう評価人数が低い作品をサンプリングさせて貰って一次通過後にどれくらいPVが伸びたのかを調べてみました。


でも今回は100pt以下の作品だけでも665作品もありました。なので調べる作品は評価人数がおひとり以下だった142作品としました。

うんっ、これでも多いよ・・。ネット小説大賞って本当に低ポイントでも一次を通過するんだな。


因みにふたり以上の評価者がいても加点合計値が10pt以下だった作品もありましたけどそちらは除外してあります。

いや~、読者の方々って厳しいよね。ふたりからの加点で合計6ptって、もしかしてイジメですか?一応公募の一次選考を通過した作品なんですけど?


ただ、ここで勘違いしてはいけないのは評価した人数が少ないからと言ってその作品が読まれていないとは限らないという事です。

まぁ、ランキング作品と比較されたら困るけど、評価点が低くてもそこそこ読まれてそこそこのPVを得ている作品だって沢山ありますからね。

・・、あるよな?あるよねっ!あると言ってっ!えーと、あると信じてます。


ではそんなあまり嬉しくないサンプル対象となった142作品群の一次選考、結果発表日前後のPVの推移をお見せしましよう。

とは言っても142作品分の数値をずらずらと書き出しても読みづらいだけですので要約しました。


で、でこれら142作品の一次通過発表日である10月23日から三日後の25日までの三日間の合計『平均』PV値は、聞いて驚け『23.65PV』です。

マジかよ・・、三日間でもそんなもんなの?これらの作品って一次を通過したんだぞ?因みに発表前の三日間平均は『15.46PV』はでした。


おーっ、増えてるじゃんっ!平均値で8PVも増えてるじゃんっ!


うん、増えてるね・・。でもこのデータって公募の一次審査に通った作品のなんだよ?公募の主催側から一応商業書籍化して売れるかも知れないと思って貰えた作品なんだよ?それなのに『8PV増』って喜べるのか?

因みに142作品群の中で発表後に一番PV値が多かった作品のPV値は一日で103PVでした。少ないのは当然『0PV』です。しかも三日間全部『0』っ!


なんでだよっ!これって一次通過作品なんだぞっ!


うんっ、私だったら1時間くらい落ち込むね。そして折角一次に通ったのになんで落ち込まなきゃならないんだとぐるぐる考えながら不貞寝する。

だって一次に通ったんだよ?ならこれで底辺から抜け出せると思うじゃんっ!


でも現実は厳しかったよ・・。しかももっと落ち込ませるのが調べた142作品中117作品が『発表前』の三日間合計PV値より『発表後』の三日間合計PV値の方が若干少なかったの・・。

全体の平均PV値が増えているのは一部の作品がそこそこ稼いでいたから・・。

つまりこの事の意味するところは・・。



『元々読まれていない作品は公募の一次を通過したくらいじゃ誰も読んでくれねぇっ!』という事だ。



因みにこのサンプリングした作品群って別に不人気ジャンルの作品ばかりではないから。

なんと恋愛異世界が12作品、恋愛現実世界が17作品、ハイファンが21作品、ローファンが18作品含まれているから。ヒューマンに至っては25作品だっ!


もう一度言うよ?これらの作品って公募の一次を通過した作品なのっ!だけどこの投稿サイトの読者の目には留まりもしないのっ!


おーっ、神は死にたもうたのかっ!

何ゆえこれらの者たちにかような試練を与えるのかっ!

お前はサドかっ!ちったぁ、仏様を見習えっ!


とは言ってもさすがに2千228作品もあったら作者自ら宣伝か通過したと呟いてくれないと読者の方々は気づけないよな。だって2千228作品だもん。

でも宣伝しても読まれなかったら更に落ち込むだろうから、ここは満を持して二次の発表を待とう。


うんっ、道は険しいだろうけどあなたたちの作品は1万5387作品の中から選ばれたのだ。これは十分に誇っていいことだと思う。

だから待とう。そして二次の発表時に自分の作品名があった時はケンタッキーフライドチキンとコーラでお祝いだぁっ!


いや、別に三ツ星レストランでも構いませんけど、それは入賞した時まで取っておいた方がいいんじゃない?


と、激を飛ばしたところで申し訳ないけど一応現実をお聞かせしよう。


実は一次を通過した作品で一番獲得評価点が高かった作品は6万0290ptだったよ。ブクマも1万3431付いてたよ。感想だって126通も貰ってたよ。でもレビューはされていなかったな。


6万ptかぁ、それだけ持っていても出版社からオファーがないのが今のご時世なんだねぇ。

しかもこの作者さんのアカウントって250万台だからね。やっぱり若い世代に受けいられるには若い感性が必要なのだろうか?なんか別の意味でへこむなぁ。




さて、ネガティブな部分だけ抜き出しても気分がよくないので一次通過によって運気が上向いた方向へ進んでいると思われる作品も紹介しておきましょう。


その作品とは一次を最小文字数で通過したこの作品です。


タイトル:『子どもって、いくつになっても子どもなんだよね、親から見ると』

Nコード:n3786hi

作者:古森 遊

アカウント:278342

ジャンル:エッセイ

投稿日:2021/11/23

文字数:500

形式:短編


はい、この作品ってちょっと古い作品ですので一次の発表前はPV0が続いていたみたいなんですけど、発表後は毎日PVがついてます。

まっ、それでも一桁が多いんですけど読まれた方々の殆どはちゃんとポイントも付けてくれていました。数値で表すと36ptも爆上がりです。


えっ、少ない?いやいや、加点して下さった方の数って4人なんですよ?つまり殆ど満点加点して下さったのです。

つまりこの作品にはそれだけの内容があると言う事なのでしょう。


そしてもうひとつマイナージャンルで奮戦したこの作品を紹介して今回は終わりとしましょう。その作品はこちらです。


タイトル: せかいはもうおわるのかもしれない

Nコード:N6718HW

作者:みなはら

アカウント:1098859

ジャンル:詩

投稿日:2022/10/12

文字数:1千524

形式:短編 挿絵あり


これまたちょっと古い投稿作品ですが受賞後のPV値は爆上がりです。ポイントだって4人の方から満点を頂いています。感想だって16件も贈られてたぜっ!

まっ、感想に関しては受賞前に贈られていた数字なんですけどね。


うんっ、やっぱり感想ってボタンをポチっとするだけのポイントと違って贈りづらいよね。

そうゆう意味ではネトコン主催側から贈られる感想って一次通過と同等くらいの喜びがあるのかも知れない。


うんっ、いい仕事してるね、ネトコンっ!ご褒美に私のSF作品を書籍化する権利をあげちゃうぜっ!

えっ、いらない?あらら、そうですか・・。


-お後がよろしいようで。-

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― 新着の感想 ―
[一言] すみません、とんでもない事実に気がつき、一度感想を削除させていただきました。 えーっと、まずはやはりお礼をさせてください。 ありがとうございます。 手っ取り早くエッセイをいっぱい読もうと…
[一言]  興味深く読ませていただきました。  ま、それはどうあれ。  みなさま、おめでとうございます、ですよねっ。
[一言] 一次選考ってなんだよって読者がほとんどですからね。 知りもしないイベントで賞とったとか言われてもみんな無反応。 知ってる人からしてもなろう基準での書籍化って決して期待できるラインではないから…
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