表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/22

謎の充実感

 JKとフレンドになってから数日が経った。


 「ね、フラウポイントどう?貯まった?」

 「うん、ばっちり。今交換するね」


 JKに先導してもらって穴場スポットでこっそりポイントを稼いで、イベント報酬限定の武器を交換しようとしていた。


 「フラウは今回のイベント武器何と交換するの?」

 「えっとね、これにした」


 交換を終え、手元に現れたのは曲線が特徴的なデザインのサブマシンガンだった。


 「おお、それにしたんだ!私はねぇ……これ!」


 JKも装備を実体化させお披露目してきたのは、銃身に今回のイベントのタイトルロゴが入ったシンプルなデザインのショットガンだった。


 「JKってほんとショットガン好きだよね」

 「うん、私隠れて撃って隠れて撃って、距離詰めてっていう戦い方性に合わないからさー。ショットガンでさっさと間合い詰めてゼロ距離でドカン!ってやりたくなっちゃうんだよねー」

 「まあ確かに、その方が間違いなくダメージ入るけど……飛んでくる銃弾とか怖くないの?」

 「んー?システム的に射線が見えるし、ステータスも速さに振ってるから全然余裕だよー。ていうかフラウもどっちかっていったら私と近いステ振りしてるのに、そういう戦い方しないよね?」


 顎に手を当て思い出したように言うJK。


 「私は、攻めるために振ってるわけじゃなくて、逃げるためだから……」

 「まあねー。もし攻める側に回った時に絶対役に立つから、覚えて置いて」

 「う、うん分かった」


 しばらくお互いの銃の話をしていると、何かに気づいたJKが走り出し、その行く先を見れば辺りを不安そうに見渡しメニュー操作をしている初心者装備の少年だった。


 「きみー!もしかして初心者?何わかんないー?」

 「え、え?あ、はい」


 結局インしてから武器を交換してちょっと駄弁って、初心者へのゲームの遊び方を教えただけで終わってしまった。


 「ふふ、こういうのも楽しいな。それじゃJKまたね」

 「またね!フラウおつかれー」


 ログアウトしようとメニューを開けば、メールが届いてる事に気づいたが、別に明日にしようと考え私はそのままログアウトしたのだった。

意見感想待ってます!ブックマーク登録等励みになります!評価ボタン押して貰えると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ