ゲットリッダーズ

第2話 [部活やスポーツクラブの合宿って、1日1日がめちゃくちゃ長く感じるよね。]

訓練 ー大空心助ー

　俺はいつもの闘技場にいた。無機質で冷たい空気が流れるこの空間で、俺は右手に持つチェンジャーを腰にあてる。

「get(ゲット) rid(リッド)」

『change(チェンジ)　Getrider(ゲットリッダー) Rorufe(ロウルフ)　Union(ユニオン) Shootomanaihina(シュートメナイアヒナ)』

　聞き飽きた音が流れ、俺はゲットリッダーに変身した。

　前方から大きな扉が開き、「フィストナマコノゲム」が数体現れる。

　ナマコのように弾力のある体でありながら、人間の手のような形をした、不気味な化け物がバラバラに地面を跳ねながら、こちらへ向かってくる。

　今日のメニューはこいつか。物足りないな。

『weapon(ウェポン)　転送　Swordfishhorn(ソードフィッシュホーン)』

　俺は右手に武器を装着し、迫り来るノゲムを殺しに向かった。