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ゲットリッダーズ  作者: 早尾アスカ
第3話 [子どもってまじなに考えてんのか分かんないよね。]
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マネージャー ー安城麗華ー

 やっぱりスーツとヒールは慣れない。もう少し動きやすい格好の方がよかったのかもしれない……


 私は歩くのに苦労しながら、志治乃木幼稚園までの道を大翔と歩いていた。


「で? なんで麗華も来たの?(笑)」


 大翔は私に気を使ってるのか、少し口角をあげ、眉毛も歪めながら聞いてくる。


「だって私ー……大翔のマネージャーだから?」


 思いきってぶりっこ気味に言ってみた。


「もー、今回は営業?だから良いけどさ、いざ戦うってときは来るなよ? いくら麗華でも巻き込みたくないんだからさ」


「え……あ、うん……ありがと……」


 急に暑くなってきた。柄にもなくぶりっこしたのもあるけど、こうも自然に気を使われると恥ずかしくなってくる。

 私は大翔のそういうところが好きだ。周りは大翔のことを普通だとか、どこにでもいるとか言うけど、みんなちっとも分かっていない。大翔は優しいし、ちょっとしたことに気配りができるし、表と裏を分けて人に接しないし、かといって嫌いな人でも分け隔てなく接することができるし。

 どんな人にでも素をだせていなかった私にとって、そんな大翔は輝いて見える。初めての彼氏が大翔で良かったと思うし、ほぼ毎日大翔との結婚生活を夢で見てしまうぐらいには好きだ。

 だから、ゲットリッダーになった大翔が心配で、こうやって大翔の傍にいるようにしてる。私がいてもどうにもならないと思うけど……なんとなく傍にいる。


「お! あそこだ。すーごいいっぱいいるなぁ~!」


 幼稚園の門から、子どもたちと先生が大翔と私を出迎えてくれる。

 手を降ってる子、数人ではしゃぎながら大声で大翔を呼んでる子、先生の後ろで恥ずかしそうにしながらも大翔をじっとみてる子。


 なんだか大翔が、本当に子どもたちのヒーローになった感じがして、私も嬉しくなってきた。

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