邪魔 ー大空心助ー
『Grasstie』
俺はスキルを発動させた。周辺の木々のツタが伸び、ノゲムの体を縛って動きを封じた。そこを俺はソードフィッシュホーンで次々と刺し殺す。
後から来たノゲム数体も死んだ。だが、時すでに遅かった。
「「「ギギ……ギギギィィィ……!」」」
大量のギアノゲムが施設の柵を越え、こちらに姿を見せた。
まったく……なぜこうも俺の邪魔をする人間が多いんだ。なんなんだあいつは……ノゲムが仲間の死体を見れば、興奮して群れを呼ぶことぐらい分かるだろうが。
俺はノゲムの死体を拾ったバカを恨んだ。
こうなったら、群れ全体を殺すしかない。少しばかり時間はかかるが、無理な話ではない。
俺はスキルキーを右に刺した。
『attack skill 発動 muddy stream』
ひどく濁った水の波は俺の背後で高く上がり、周囲のギアノゲムを巻き込んで流れていく。
「マディストリーム」は対象に泥水をかける。透明化の能力をもつノゲムならその動向を確認するができ、また対象の視界を汚すこともできる。
これでこいつらの動きを鈍くさせることに成功した。あとは片っ端から串刺しにするのみだ。




