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プロローグ

  プロローグ

  私は最近スマホゲームをしてたり、小説を書いていたり、音楽を聴いたりしている。

 私にとってはその時間がとても好きだった。


  学校でもバイトでもストレスは溜まって、家では家事を手伝っていたり出かけに行けなかったり・・・

 だからそうやって少しの時間をそれらで楽しんでいた。


  その中でも私はクラシックを聴きながら一番好きなゲームをすることが何よりも大好きだった。


 どれくらい好きなのかと言われれば、その好きなゲームの世界に行ってみたいと。ゲームに出てくる推し達に会いたいと思ったくらい。

 クラシックは単純な理由。無音の中でゲームをしたくないから。それだけ。

 別に歌でもBGMでもいいんだけど、クラシックを聴いた方が落ち着くからクラシックを流してるだけ。


「さて、今日もゲームしようっと!」


  今日で好きなゲームを最初からやり始めるのは6、7周目くらいかな。

 だって主にストーリー性のゲームだし、時々謎解きがあるから楽しめるんだよ。

  ゲームを開くと共にスマホの画面には推し達、そしてBGMが流れる。


「あーあ、ゲームの世界に行けたらいいのに・・・」


  何度そう願っただろう。─叶うわけがない。


 分かってる。だけど願うくらいはいいと思う。

 願ってるだけなのに馬鹿にしてくる人がいるけど、その人達に聞いてみたい。

 願うことくらいしたって良いはずなのに何故馬鹿にしてくるのかってね。


「もういいや。また夜遅くまでゲームしてたら明日起きれなくなっちゃう。」


  スマホを充電し、電気を消してベッドに潜り込む。

 窓の外には星空と満月。とても綺麗だった。


「─せめて夢の中で推し達に逢えますように。」


 そう呟き、深い眠りについた・・・


 ───筈だったのに。


 ■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪■□▪▫■□▫▪


「此処は・・・何処なの?」


 目の前に広がる赤レンガ造りの建物や袴や着物、書生の服を着た人達が街を歩いている光景がそこにあった・・・


 どうやら私は・・・明晰夢なのか、又は現実か分からないけれど、ゲームの世界へ迷い込んだみたいです。



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