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<予告>ヤクザVS霊感商法<短編>
いきなり予告、からの明日12時頃投稿予定ッス。
呪いのAV事件から1週間ほどが経ち、傷も癒えた東郷たちは普段通りの生活に戻りつつあった。
そんな中、美月が東郷にある相談を持ちかけてくる。内容は、またもや父親のことだった。
父親が最近、妙な詐欺に引っかかりかけているのだという。なんでもここ最近は昔の知人と一緒に新しく小さな会社を始めたらしいのだが――借りた事務所で不可思議な現象が多発しており、解決のために怪しい霊能者に依頼してしまったというのだ。
今のところ被害額は大した額でないものの、明らかに効果のなさそうな妙な置物だとかアクセサリーだとかを買わされており心配だという美月。
「ヤクザに頼むよりはマシだろう」と思う東郷であったが、美月からしてみると明らかにその業者は「怪しい」らしい。
東郷としても、組のシマで詐欺を働いている輩がいるとすれば言語道断。美月父の会社の社員を名乗って実際にその霊媒師「二宮雲海」を呼び出し、問題の事務所で一晩を過ごすことに――。




