<予告>ヤクザVS怨霊ノ廃ラブホテル
2022年夏、また奴らが帰ってきた――
呪いのAV事件から1週間ほどが経ち、傷も癒えた東郷たちは普段通りの生活に戻りつつあった。
そんな中、あの事件の最中に折れた白鞘を打ち直してもらうため、東郷は組長の知り合いだというある鍛冶師の元へと出向く。
浅葱国芳。隣県の山奥で一人住むその老鍛冶師に白鞘を渡すと、打ち直す条件として浅葱はある依頼を東郷に提示する。
浅葱が昔に打った一振りの刀を、探し出して持ってきてほしいと言うのだ。
「戻丸」と名付けられたその一振りはかつて浅葱が打ったものだというのだが……所有していた神主が数日前に惨殺され、何者かによって持ち去られたのだという。
持ち去った者は分かっていた。神主の息子、宮代栄斗という名の大学生。彼は神主が惨殺された日から行方不明になっているという。
警察よりも早くそいつを探し出して、刀を奪い返してほしい――その無茶な頼みには理由があった。
浅葱が言うには「戻丸」はいわゆる妖刀なのだという。放置すれば大変なことになる……そう語る浅葱の依頼を聞き届け、東郷たちは刀探しのために舎弟を動かすことに。
そうして数日が経過するが、やはり捜索は難航。そんな中、東郷の元に舎弟の一人から別件の相談事が舞い込んでくる。
組がケツモチをしていたラブホテル……経営破綻の末に今は廃墟となっているそこを半グレのグループが根城にしていて、取り壊し作業ができずにいるというのだ。
さらに問題はもうひとつ。そこにはどうやら、幽霊が出るという噂まであるのだという。
刀探しが停滞している中、東郷たちはひとまずその頼みを聞き入れ、半グレと霊がたむろする廃ラブホテルへと乗り込むことに――
ヤクザVSシリーズ4章前編「ヤクザVS怨霊ノ廃ラブホテル」編、とりあえず6月10日から開始!
というわけで大変お待たせしました。新章予告です。
……と言いつつまだ前編しか完成していないというアレな具合ですが、後編も順次手を付けていく所存なのでそちらはそう遠くないうちに。はい。
またぞろ宜しくお願いします。




