第1話陰キャ高校生ゲーマー
「よう相棒元気か!」
登校してすぐに高見良平が声をかけてきた。
「あぁぼちぼち」
と僕は答える。
「久しぶりだな」
「なんだよこの間のカラオケぶりじゃないか」
「まぁたしかにそうだな」
良平が笑いながら言う。今日は夏休み明けの初日だ。つまり始業式の日だ。
「颯斗そういえば例のバトロワゲームで世界一とっていたじゃないか」
「おい。あんま大きい声で言うなよ」
「あーそうだった。ごめんごめん」
そんなことを良平と話していたら始業式が始まった。校長が話を始めた。一応説明しておくが僕の学校は男女共学で3学期制だ。女友達はいないのかって?いるわけないじゃないか!そもそも友達自体あまりいません。恐らく良平しか友達がいない。まぁ実際友達が増えることなど望んでいないし…。こんな感じで特に何も無く始業式は終わった。始業式が終わり教室に戻ってきた。後ろの席には良平が座っている。配布物などが配られる。今日は午前授業なのでこれで終わりだ。授業終了のチャイムが鳴った。「あーやっと帰れるわー」そう思っていると
「あのーすみません」
「んなんだ」
僕に声をかけてくるのなんて良平ぐらいだろう。きっと良平だ。そう思い振り返ったらなんと学年一の美少女新堂彩華がいた。ぱっちりとした目サラサラの髪そしてなんと言っても彼女の魅力はとても可愛い声だろう。
「ど、どうしたの?」
普段人と話さない僕はこういう時の対処も苦手だ。こういう時に友達がいないことを後悔する。
「この間のゲームの大会で優勝していたspeedって颯斗君だよね」
「えっ!!」
僕は思った。なぜにしてバレたんだよ!
「なんのことかなー?」
「もうー高見君から聞いたよーspeedが颯斗君ってこと」
なんであいつ教えたんだよ。後でぶっ殺してやる。知られてしまってみんなに広められると困るんだよなー。どうしようそう考えた時に彼女が口を開いた。
「あのそこでお願いなんだけど良かったらゲーム教えてくれませんか」
「もちろんいいんだけど1つ条件がある。このことを絶対に誰にも言わないでね」
「もちろんだよ!高見くんにも言わないでと言われているから。それで今日ゲームってできる?」
「うんできるよ!」
「なら今日の夜8時から一緒にやらない?」
「OK」
その後ゲームでの名前を聞いたりして彼女と別れた。そして僕は校門を出た。僕の家は学校から30分程での場所にある。僕は普段から自炊をしないので基本的にはコンビニのお弁当かスーパーでのお惣菜でどうにかしている。まぁ高校生の人ならわかるだろうが自炊するのは非常にめんどくさい。適当にスーパーでお惣菜とご飯を買って家に帰宅した。
「ご飯でも食べるか。」
僕は一人暮らしでアパートに住んでいる。家の中は親が綺麗好きな影響もあって綺麗にしている。高校生が一人暮らししている家の中ではまぁまぁ広いと思う。ダイニングとリビングがあり寝室もしっかり別である。まぁ寝室にはパソコンを使う時と寝る時以外ほぼ入らないが、ご飯を食べていたら約束の時間である8時になった。
「やっべー時間だ」
僕はパソコンの起動をしたりして準備をした。そして新堂さんと一緒にやることになった。
「やっほー颯斗君」
「よし早速だけどやるか」
そして彼女と一緒にビデオ通話をしながらゲームを始めた。彼女も結構ゲーマーなのかとても上手かった。
「突然だけど新堂さんってゲーム好きなの?」
「うん。小さい頃に色々あって家にずっといた時にお母さんたちがゲームを買ってくれてそれからずっと好きなんだ」
「嫌なこと聞いちゃってごめんね」
「全然大丈夫だよ」
僕達はそれから約2時間ほどゲームをやった。
「今日はありがとうまたやろうね」
「もちろんだよ」
新堂さんがなんだか黙っている。
「どうしたの?」
「嫌だったらいいんだけど…颯斗君の弟子にしてくれないかな?」
「…」
そんなジト目で可愛い声で言われたら世の中の男子のほとんどが断ることが出来ないだろう。僕は悩んだ結果彼女を弟子にしてあげることにした。
「いいよ」
「本当ありがとう」
その日1番の笑顔だと画面越しでも思った。こうしてこれから彼女とのゲームライフが始まった。
本作を読んでいただき誠にありがとうございます!筆者は本作が初めての著作なので非常に緊張して書いていますが楽しんで読んで頂けたら幸いです!これからも定期的に書き続けていくと思うので更新を待ってぜひ読んでいただけたらと思います!応援よろしくお願い致します!