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ディオス・メモリア  作者: 劉
1/1

それはよく似た記憶の物語

ギャグやほのぼのシーン、熱い展開、ハーレム、要素も有りますが。

生物的表現、専門用語、戦闘、複雑な人間関係、シリアスなシーンも沢山出てきます。


なるべくしっかりと説明は入れるつもりですので、よろしくお願いします。


凄まじい後頭部からの鈍痛と共に、記憶線が、プチっと切れるような気がした。


過去のエピソードから、切れる瞬間も忘れて。考えることも出来ず、何かを思い出すことも出来ず、ただの真っ暗な無の空間を、俺はさまよい続けていたのだろう。


しかし、それは嫌なことではなかった。

でも、嬉しい事でもない。


今になって思う。

それが、俺の望む’’明るい世界’’だったんだ。

泥黎の目覚めが訪れる……。


『……ちゃん……お兄ちゃん……』


『お兄ちゃん!!』


俺は、この人が誰か知らないし、’’会った’’ことも無いって分かる。 多分それは、自分自身が何者なのかを知っているから。

自分の正体が分からなければ、きっと会ったことがあると錯覚して、勝手に想像する。


だから俺は正直に答えた。


『誰だ?……お前……』


当然だが、彼女は哀しそうな顔をする。


もし知っている振りをしても、絶対に後でバレてしまうから。だってそいつは知らない人間だから。 知らないという事実は変わらない。

最初に話した方が、彼女のためにもなるだろうという、俺の勝手な思いやり……いや、思い込みだったのかも知れない。


『そ、……そっか、……忘れちゃったか……』


そんな事を言いつつも、彼女は笑顔を作って、俺に見せてくれた。

これが、俺の初恋の話。


────


滅亡の予言に添い。

その時は訪れる


その寸前まで政府に隠蔽されていた予測事象は

大質量隕石の接近。

人々は恐れるままに星を脱そうとし、残り僅かな余生に目を向ける人間も数多に存在する。


世間で著名とされ勝ち抜いた人間は、生への道を設けられ、経済的有利な頭脳を持った人は、とある希望の道(YEARS)へと導かれた。


貧富の差が生死を分ける。


「また、会えるよね……」


それが、著名人物である筈の妹が最後に放った言葉である……。



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