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ボスと戦利品とインプラント



うひゃあ、これはごつい…


私の記憶の中にはネットと言うか電脳というか…サイボーグ当時の身体の何処かが接続されているのが当たり前な社会の、総合的な情報が詰め込まれているんですよ。なので検索して記憶を探り当ててるんですけど、ベルトをしてポーチをーというPALSシステムから軍隊向けのバックパックを画像検索で見たんですが、腰ベルトも肩のベルトもごんぶとです、ごんぶと。そしてごんぶとのところにさらにPALSの紐ベルトがついてる。

後背中にフレームというか一枚プラスチックか軽金属か、チタンかな、そういうのが挟まってますね。文字を追ってみたら、この背中のフレームという部分で、密着感をまして背負いやすく設計されているそうです。腰ベルトが太いのは腰に負荷を分散させるため、肩は荷重の分散とズレ防止ですね。細いと痛いですもんねえ。


あちらはサイボーグを作るような技術レベルの軽くて丈夫な合成繊維に対して、こちらは中世で魔導が働くレベルの重くて硬い革か帆布なので同じものは作れませんけど、似たような構造にはしたいですね…軍隊が使うってことは合理的で便利ってことですもんね。

とりあえず腰のベルトを作るために硬い帆布をちょっとずつ作るところから始めよう。クッションは綿みたいなやつかな。重くなるなー重いと質量が増加して、どうあがいても初動が遅れるので避けたいところです。慣性を無視して敏捷性上がるやつあったから、あれを手に入れたいところですね。ステータスも上げてみようかな…




さて、欲しいものは軽くて強固な合成繊維ということで生きてる遺跡にチャレンジしましょう。


今までは冒険者組合通りや商会通り、各種職人通りなどは巡っていたんですが、この、「遺跡通り」というのは一味違いますね。ここはここで「武器屋」から「防具屋」、宿に雑貨などゲームっぽい施設がある、一通りの設備が整っている別の街みたいになっています。冒険者?トレジャーハンター?も綺麗な防具に武器を持っていて自信たっぷりに歩いています。これは来る所間違ったか。


武器屋見てみましたが、魔金属からミススル鉱石、光銀(多分プラチナ配合の鉄だと思うんですが。データ照合しても詳細不明なので違うのかな。)などなど、鉄(笑)な感じです。でもどれも炭素鋼で勝てそうですけれども…作れればなあ。超超超高張力鋼板とかなら負ける気がしない。ちなみに高級車や宇宙系統に使われていたそうです。ま、張り合っても仕方ない。地球には戻れません。


防具も似たような感じですねえ。プレートアーマーかな、上半身を胴体全部と部分部分防御するやつが主流です。戦場で使うような完全な板金鎧は流石にないんですね。

「そういえば、こういう金属鎧の中って何を着ているんですか?」


「ツナギだよ。下着の上に着て、擦れに強い繊維で作った布の服の中に、柔らかいものや麻、布などををたくさん入れて作るんだ。その服に格子状に区画を区切って詰め込むような感じだ。板だけじゃ衝撃は防げねえからな。そういう加工もできるが、していくか?」


「あ、そういう裁縫はキツネ得意なんで。軽く稼いだら亜人用耳抜けヘルメット購入しますね。ありがとうございました。」ささささー


ふうむ、厚手の布かあ。コレに加工を施して作るべきですね。リュックがいっぱいになってしまう。


雑貨は似た感じですね、高そうなポーションと合成繊維っぽい縄とか売ってました。ほぐせば使えるかなあ?そういえば薬屋がないな、雑貨で対応してるのかな。

雑貨屋でインスタントテレポートという、遺跡入口に設置してある魔法陣に帰れるお守りが置いてあったので購入しておきました。


薬屋はありましたが、火炎瓶とか硫酸、アルカリ爆弾とか、薬というかなんか違う凄いものを置いてありました。ヘイストのポーションは欲しいかもしれない。

硫酸とアルカリは工業的な合成に使うのでちょっと購入しました。苛性ソーダ水っぽいです。金庫に入れておきましょう。




門番に名前を告げると、話が通じてるらしく通らせてもらえました。内部は人が多い。



少し進むと全貌が見えてきたのですが、ドワーフが作った工場兼教会みたいな、なんとも表現し難い景色でした。作者教らしき巨大な建物が見えてるし、工場の配管みたいなものも通ってます。ぐにゃっと曲がりながら。地球ではこうは作りませんよ。


モデルが来るところじゃねー愛人の所言って18斤省略


とか茶化されましたが、軽く伸びしてほぼ魔法金属になっている防護魔法をかけたらおとなしくなりました。まあモデルなのは認めまいやああやりはしぬからやりはああああ



内部ですが、クモみたいな「機械」とトレジャーハンターらしき人たちがそれぞれ戦ってますね、他人と戦闘しているのには手出ししてないです。手柄の横取り云々でしょうか?おとなしく素通りしていきましょう。ちなみに機械なので一発ピリっとやればショートして死にますね。耐電性はあるんでしょうが、私の電気は一番すごい絶縁体である空気を貫通してますからね…勿論普通の物理でも倒しました。ピックハンマーで殴り。内部の回路を見たんですけど、電気回路と魔導回路が混ざってるように見受けられました。電気回路とかは基礎教育しか受けてないのでちょっとわかりません…。魔導回路とかは全くわからないです、そういう紋章があるなあとしか。

身体はなにかの合金でしょうか。センサーと記憶のデータが連動すれば判明するんでしょうけどねえ…

何個か金庫に放り込んでおきましょう。

ちなみに攻撃方法はちょっとした電気の放電と飛びついての足による切り裂きや刺突ですね。革のほうが放電に強いためか、奥に進む人は走り抜けていました。ここを主戦場にしている人は硬いレザーで防具を揃えてますね。

負傷者はお金を払って他の人にテレポートさせてもらうか、自分でテレポートですね。死んだ人は放置され、クモが群がってどこかに運んでいきました。床も汚れてませんし、クリーンなシステムが働いてそうです。


サクサクと20くらい倒したので戻りました。金属と回路がお金になるようです。買い取り場で売って締めて2ユロル、たけえ。回路の損傷状態は特に問題じゃないようです。合金はどうにかすればとかせそうですが、回路は何に使うんでしょうねえ?溶かして貴金属でも取り出すんでしょうか。


防具なしが無傷で20匹撃破というのは結構な衝撃で、この通りの宿の食堂で食べてたらほしそうな顔をしてこちらを見るパーティがずらっと顔を揃える自体に。と、トラブルになる前に数を抑えて行動しよう…


次の日に…なる前の夜間ですが、教会があるということはインプラント設備も…ということで素材を集めておきました。そう、素材です。彼らは素材。


食われたら困るので金庫にしまい翌朝に。少し怨嗟の声が聞こえてきましたが気のせい。

今回は序盤を通り抜けましょう。昨日の光景だと地図があるようなので、雑貨屋で購入しました。1ユロル、ぼってると言うか、それだけ深部は儲かると言うか。


中部までかけてきました。もうすぐ教会かなーという感じなのですが教会までは地図がないですね。モンスターは私の背丈くらいあるクモに、同じく無限に丸のこ飛ばしてくるクモ、剣を持った結構速いゴーレム?とまあ手強い感じになってきました。中部でこれじゃあ深部は無理ですねえ。

クモが多いのは、足を増やして接地面積や機動性を上げるための手法なんですかね、戦車の足には出来ないジャンプできますし。


クモはまだまだ電気が効くのですが、ゴーレムはアースでもしているのか回路まで電気が到達しないのでちょっと厄介です。エアーコンプレッションキャノンで剣を吹き飛ばしてからの突進で胴体中央にある回路を破壊しています。初戦は剣で身体吹き飛ばされるし、(魔導防護もシールドもインスタントバリアも、あまり衝撃を吸収してくれません。)電気が効かないのでアイススパイクやウッドアローで装甲削ろうにも強度不足でうまくいかず、最終的にはサイコキネシスパンチからの魔法の物質を想像しての高熱のブレスで溶かしました。危なかったー。魔法の物質でも魔法が使えなかったら死んでました。明らかに周期表から外れてるでしょうねこの物質。その後はサーベルでも安定して刺さるのを発見して、今のやり方に至るわけです。切れないけど刺さります、この物質。ある程度の運動エネルギーを与えると一気に強度がなくなるんでしょうか。始祖ならこういうの考えるんでしょうけど私はさっぱりですね。


ここまで3グループ、いや4グループですね、パーティがいて、私に気がつくともれなく声をかけてきて、事情を聞くともれなく勧誘が来たんですがステルスフィールドで逃げました。まだまだこういうの苦手でして…一人は危ないのは分かっているんですけどね。

だれも戦利品を持っていないのを疑問に思ったのですが、時空使いという系統の魔法があって、金庫みたくしまえるようです。時間は流れるらしいですが。後みんな魔法のリュック持ちでした。

しかし誰もまったく気が付きませんね、ステルスフィールド。教会までこれでいけるのでは。


いけました。

センサーに反応しなければクモもゴーレムも無理ですよね。


さて教会なんですが、教会前広場にサイボーグ系統の機械がいます。ここでドワーフから古代文明に変わるのか。


機械は足は逆関節ってやつですかね、ロボットの画像でよく見ます。上半身は四角くて両腕に作業用の機械を取り付けてる感じですかねえ、両ワンといいましたが腕はないです。直付。左手に丸ノコの刃みたいなやつ、右は筒ですね…銃弾かなにかでも発射するんでしょうか。

胴体中央にドクロ、目が光ってますね赤黒い。上部にアンテナがついてます。全体的におどろおどろしい。

切り刻まれた骨と武具があるので、みんなここで死んでるのかな。

後退ですね。残念ですが…何時でも逃げられるようにお守りを握りしめ、ゆっくり後退していきます。見えないところで、インスタントテレポート。…反応がない。え?


このテレポート失敗の魔力で機械が気が付きました。逃げないと。教会のエリアには入り口に壁があってすぐ後ろに扉があります。つまりすぐ後ろに逃げ道が、ない。消えてますね……やばいぞこれは。ステルスで教会の向こうの扉まで行こう。忍び足隠密こっそりゆっくりばれないように。


「いたああああああぱーるらいとおおおおおおおおおおおおおまえのせいでえええええええええ!!!!」


ああ、バレてる。なぜか私を知っていて叫んでます。んー教会に入ればわかりそうな感じもしますが、守護者っぽいので。


バレてるので抜刀してバックラーを取り、ステルスから魔導アーマー、魔法の防護をかけます。見た感じですが、相手は1tから2kあるので突進は避けないと潰されますね。手が震える。


「うおっわああああああああ!!!!!」


右手から炎が発射されました。火炎放射と言うよりはバーナーですね、プラズマカッターとかの巨大版。インスタントバリアが割れました。防護の種類を火にも強いとイメージしてちょっと切り替えます。剣が一気に赤熱してる。打ち直しかなー


とにかく距離をとって魔法ですね。ばーっと走って、出力最大でアメリカンな雷を発射。PAAAAN!!金属がかなり焦げましたね。熱でいけるかな。


防護をかけ直す


前に丸のこが飛んできてました。とっさに右腕で防護。耐性強化のおかげか、骨で止まりました。ただ、そこまで切れると使い物になりません。連射はしたこと無いのですが、

GTX!


ときがゆっくりになってる間に救急セットを取り出して自動絆創膏を貼り付け。始祖のキットなので全てが馬鹿みたいな性能です。即座に傷を塞いで、内部の傷も修復してくれるすごいやつ。


ここでGTXが切れたので連射。金属機械ならオーバーヒートだ。ということでこちらも魔法のバーナーを使い一気に焼きます。中枢回路がどこにあるかわからん。胴体を焼きます。


焼ききれず時が早くなります。


「こんなよわいくずにおれはどれだけえええええええええ!!!!」


本当に意味がわかりませんが後で。突進が来てました。GTX…チャージ中です。Lv上がっていれば。


即座に宇宙から卵落としても割れない君を展開してバックラーに。シールドも張ります。


どよん程度ですみましたがバーナーが襲ってきました。シールドで防げますがあの回復力でも魔力量がゴリゴリ削られていきます。んんんんん、まずい。


そしてここでバーナーをずらした途端に丸のこ3連射。シールドを一枚が抜いたので体をそらしましたが、


頸動脈が切れた。死ぬ。5秒以内。1緊急セットに手を伸ばす、2とある注射器をてにもつ、3、思い切り心臓にぶっ刺す、4、手で塞いで少しでも血液が登るように願いつつ脳に空気が行くようイメージして実行、5注射器が機能し始めるが間に合わなかった。

6、7、8、9、10、あれ、意識が飛んでない。


シールドはしつつも数秒は動けなかったので追撃で突進と押しつぶしをくらい、圧死しそうだったんですがエアーコンプレッションキャノン、機械は数mは宙に浮いて吹っ飛びました。始祖最大の得意技凄い…


注射器の機能で新品になったのでここで一気に終わらせましょう。


ダッシュで至近距離に近づき再度キャノン、もう一度ころんだところを追撃するために最大の技を使います。


「エアーコンプレッションファイアブレス!!」


始祖の技を私が使いやすいように改良しただけなんですけれども、始祖のは一瞬で莫大な風量風圧を出しますが、コレは一瞬で莫大な風量風圧そして後ろについた名前の効果を発生した後出し続けるという感じです。

魔法の物質に熱をもたせて莫大な熱量を叩きつけるんです。アイスでも電気でも雨でも純粋魔力でもなんでも。膨大な魔力と回復量があるからできるんです、始祖でもコレはさすがに難しいでしょう、この物語のユニークですね。

【秒速2kmちょいで磁力誘導の超高温希ガスを吹き出すスピキュールや似たような感じで絶対零度ギリギリの冷気を出すスポットクーラーなどというのを操ってましてですね…】


さあ説明は以上、一気に金属が溶けて風圧で吹き飛ばされていきます。どんな金属なのかが気になるんですけど、ここは殺すことを優先しなければ。


ガンガン飛ばして機械の運動が停止したあたりで、サイボーグの脳みそが。私を何故か知っていて待っていたらしいしサイボーグなのも頷けますね。脳を取れば死にますので、とりはず…


脳みその下には、普通ならついていないサイボーグの元々の顔がついていました。


「あぁ…やっと死ねる…」


「あー、えっとまだ意識があるのもびっくりなんですが、私は最初のサイボーグであり最初のバイオサイボーグなのですが、ええと、こういうサイボーグは初めて見るんですけれども。」


「しらねえよ、金と引き換えにお前を殺せと命令されてサイボーグになったんだ。そして殺せばちゃんとしたサイボーグにしてくれると。」


「あぁ、それで、何年ほど?」


「サイボーグ…で…も…全て…こうk………」


死んだ、かな。最後のはなんでしょうね、サイボーグでもパーツを全部取り替えるとかでしょうか。私そんなに長くサイボーグやっていなかった気がするので、何年で交換するのかはちょっとわかりません。さ、酷いですが金属を回収して教会に入りましょう。


いそいそとぶっ壊して、顔以外にもパーツが入っていることに心底驚いてから教会へ。


なかでけー。特に変わった風景はないんですが、ステンドガラスですか、それが入っていて綺麗ですね。おお、真ん中でスキャン映像見ると綺麗に組み合わさってすごい光景ですよ。センサーは一般的だったのかな?

いつものように壁の後ろにあるわけではなさそうですね。あれ、この布の後ろ通路があるじゃないですか。上り階段です、慎重に進んでみましょう。こういう時にゾンビは出ます。


2階は、大きめのインプラント施設でした。今までそうだったしそうだろうなって思いますけど、当時の教会との関連を知りたいですねえ…ちなみに今ある街や都市にはこういう施設はないです。


ピコピコと調整台をいじったら中型の施設らしく、ここでじゃないと出来ないのもあるっぽいですね。毎回ここは骨が折れますね。

作成台は封印されてますね。うーん、多分あの気持ち悪い文章を読めば開放されるんでしょうが…みーたーくーなーいー。私が、私を無理やりアレコレされてるのを想像する文章を好んで読もうと思いますか…


…みるか


思い切って有線接続しました。するといつもの画面が出るのではなく…




電脳世界、電子情報世界に接続されました。うぇえええ?


それで出現してすぐに警察官に連行されて、専門の部署みたいな所に案内されていろいろと講義を受けました。


かいつまむと


電脳の中で古代文明は生きている


そういうことです。社会がちゃんとこの中では成立していました。なんで電脳の中だけで生きているのかは不明ですけれども。

封印されたインプラント設備を開放したいと述べた所、設備がウィルス汚染されているために不可能だそうです。言葉は濁していたけれどこの世界まで汚染されてしまうみたい。残念。


PDA残高が別枠みたいなのでウィンドウショッピングなどをしてひとしきり現在社会を堪能してから戻りました。念じたら戻れた。


戻ったら封印されていた作成台が封印を解かれていて博士の文章が、


《んっんっー、現代社会は堪能したかな?ウィルス?君の問題じゃぁなぁい。私を排除しようとした結果だーよ。しかし早いねえ、もうここまで来るんだ。そんなに私とR28なことをしたいんだねぇ、子供50人に変更しよう?ね?ね?寿命は長いんだ。ここの守護者強かったよねえ、だからボス戦のクリア報酬として素敵なインプラントをほぼ無料であげるよーぉ。それで早く私のところにおいでぇ。ああ、またムラムラしてきた。もう3人壊しちゃったよ。早くこないと壊れたおもちゃが増えちゃうねぇ、困ったねぇ》



…私がこの世界に飛ぶのをかなり精確に予測していて、そこで時間をプラスマイナスして文章を変更しているんだな、多分。というかウィルス汚染!


電脳の世界に入ろうとしても、ウィルス汚染により完全封鎖と言われてアクセスできませんでした。不用意にアクセスしたせいか…私は社会一つを…おええええ


気が落ち着いてから、再度台にアクセス。普通に動きますね。ここは作成できるインプラントが少し違う。クリア報酬とか堂々と乗っているので博士の手が入っていることは間違いなく、作成する気があまり起きませんが。報酬は


自動修復 サイボーグの脳みそ 1個


なるほど。

私はあまり心を痛めることもなく脳みそを取ってきて作成。この人もこの中の社会も私と博士のせいで人生が変わってしまった人たちです。無駄にできないほうが気持ちが強い。


迷いましたが、今までの作成台にも博士の気持ち悪い文章が書いてあるわけで、ここでも同じことかなと思い


エネルギー防壁、皮下装甲に魔法とエネルギー追加、脳の制御向上、心臓と肝臓および造血力の強化、治癒の会得、酸素消費量減少、ウィルス防衛駆逐

なんだかんだ多く作成しました。あんまり来ること出来ませんからね。


エネルギー防壁は、レーザーや荷電粒子、プラズマなど、そういう系統の防壁ができるそうです。皮下装甲みたいな物理じゃないのかなあ?磁力で跳ね返すとかですか。

その皮下装甲は魔法装甲とエネルギー装甲があるそうで、追加です。

脳制御は今より精密に出力とかが出せるようになるみたいです。

心臓は回すことで長く走れたり何だりですが、薬物が早く回ったり血流量が増えて傷の治りが早くなるそうなので。肝臓は主に毒ですね。

造血は説明が省かれてましたが、今も少々血が足りないので、戦闘してる最中じゃなくていいからいっぱい作れるといいなあと。血液がいっぱい回るということはそれだけ切れたところからの出血も増えますし。

後ろ3つはここにしかなかったので遊ばれてるとは思うのですが。

治癒の会得は、まあ会得したいです。

酸素消費量は走る際のエネルギーとかの効率改善や水中で長く潜れるなどもありますが、脳みその消費量が減るそうで、完全に血が止まっても10秒位は意識があるそうです。治癒かキットで動脈つなぐなら十分な時間です。

ウィルスは、まあ、あんなことが起こりましたからね。


かなり沢山ですがここなら出来ますよね。ぽちぽちー


《脳のバージョンアップ》

《データの蓄積開始》

《データモニターの性能向上》

《記憶領域増加》

《装甲の統合、以後一つのインプラントで対処》



うーん、脳のバージョンアップ…他にもインプラントで対応するような案件が。


まあやってみよう、キツネは好奇心旺盛なので。


というわけでやったのですが、久しぶりに脳をパカっと開かれたり、薄い意識の中で心臓や肝臓、そして背骨をいじくり回されたりしました。もしかしないでもこれいつもの洞窟じゃ出来ない処理では。


ちょっと時間がかかって調整終了。別に脳に変化はないかな?精密な動作はできるようになりましたけど、思考に変化は見られないですね。

心臓はすごいですね、血が足りないです。巡る量が増えるから血液も必要になるんですね。肝臓は不明、お酒飲んでみましょうか。


データの蓄積とモニターの向上は凄いです。勝手にセンサーでスキャンして、結果をモニターに繁栄するのとスキャン結果を蓄積して見つめるとスキャン内容が出てきます。メモもつけられるしタグも付けられる。ソートもいけますね。

現在は私が覚えたものくらいしか詳細が出てこないので、もう一度ここに来て基礎データの入力っていうインプラント取りたいですね。ここにだけあるっぽいので。


エネルギー防壁と装甲は不明ですね。しょうがない。

ウィルスは有線接続してみましたが変わらず。

酸素消費量はめっちゃわかりますね。息止められる時間が全然違います。


治癒はやっと理解できました。手術じゃないんでアンニュイでいいんですわ。こりゃー教会で治癒魔法の練習ですね。ちょっとしたお布施で治癒してくれますからねー手伝うのは常に募集していた気がします。


クリア報酬の自動修復は軽く指を切ってみた所、速やかに塞がれましたね。自然治癒が向上したようです。心臓の派生で血管強化とかでましたし、細胞増殖加速があったのでそれを取れば多分本物の派生での自己治癒能力向上とかそういうのが出ますね。この自動修復は進化Lvがないんですよ。



さて、帰る準備ですね。焦げた革は消費が重たいけど変質で修復しキットを交換したりしてOK。の前にご飯ですね。血ががんがん作られているのでエネルギーが減る。電池はつけてあるだけで電源は切ってあります。久しぶりに警告が出ました。


教会の前で四角いウッドストーブに火をつけてお湯を沸かして、非常食のパンをどっかどっか投入してパンスープを作りました。何となくオイルマッチ使ってみた。

野菜も金庫に入ってるのを少々。最近は倉庫に頼らなくなってきました。非常時のおにぎりやキットは別ですが。後金庫に入れるようにしましたがテント。文通はしてますけれども。

そろそろいい感じです。味付けは醤油と塩と味噌にしました。日本文化圏に近いところでしたので生み出せました。あとは豆板醤甜麺醤に、ぞーみしゃんげふんげふんコレは嘘。こういう万能調味帳は忌みには必須ですよ、それつけて食えば何でも食べられましたからね。そういうわけでハーブも少々生み出せますね。後は検索で分かっても味がわからないので生み出しても変な味ですねー


そんな感じで食べ終わりました。ウッドストーブが冷えるまで徘徊しますか。


とりあえず冒険者の亡骸を徘徊しました。みんな切り刻まれてますねえ。防具も良さそう「だったやつ」ですね。お、コレは綺麗に背骨が残っている。 背骨は…白血病とか造血幹細胞とかですかね。前者は起らないだろうし後者は取りましたね。骨結構使うし金庫いきですね。全部素材、とはいいませんけど普通に使えれば取得しますし、割と私は冷酷なのでしょうかね。お、手首だ。ごめんよ拾う、10得ツールのバージョンアップに必要なんだ。「人の」指定があったりするからねえ、賊でもいないとこういうのは…

その後もちょいちょい拾いましてインプラントを作成、インストールしました。


手の甲から爪が出てくるをLv1、爪がナイフをLv3で20cm、爪がノコギリをLv1で5cm右腕の隠し武器Lv2

以上です。甲から爪は爪として使うより、壁に登る時に使うのが良さそうです。普通なら使いそうにないですが、遺跡だと使うかもしれません。ドラゴンのところに行ったり。

ナイフはナイフでした。伸縮可能簡易的な形状変化可能になりました。刺突暗殺ダガーにもできる。ただここまで大きくできると通常でもボウイナイフ見たく感じますね。もうちょっと進化は続きそうです。これで腕外せればかなり便利だねえ。

ノコギリはノコギリでした。指ごとに何を出すか変えられる素敵仕様です。ナイフの派生なのかノコギリの派生なのかはわかりませんがLv1でずらーーーーっと派生が出現していてしていて、欲しい機能をピックアップしていく感じですね。コストが軽いのでいっぱい欲しいです。ハサミ缶切り瓶明けコルク抜きにヤスリワイヤーカッターファイアスターターセットに略

隠し武器は取り外しが可能になりました。武器じゃなくてもよく謎技術でかなり大型の形状の物まで自由にセットできますが、Lv3の専用武器もあります。Lv1武器の強化なんて項目があったので、Lv3武器の強化もあるんじゃないかなあ。

なにかの派生だと思いますが、右手をハンマーにしたりノコギリにしたりできる機能もありますね。これ、取得するとピックハンマーとかいらなくなる…?



やることやったので遺骨を土に埋めて埋葬、装備品は…はっきりと誰かわかるもの以外土に埋めましょうか。そういえばなんでここ土があるんだ?持ってきたのかな。


ザクザクほったらザクザク遺留品と骨が出てきたので、燃やし尽くすことに。ぼー


中には火に耐える魔法の品もあったようですが、悪いけど温度が違う。みんな燃え尽きました。ちょっと暑いなここ。


どうやって帰ろうか迷ったのですが、予備のインスタントテレポートで帰って見ることに。多分使えると思うんだよねえ。


びゅん!っと転移して戻ったと思えば全然見ない光景のところに。どこだここ。ドワーフの方面みたいだけど…


調べると最初の方のフロアの隠し部屋でした。ちなみに背後には魔法陣と宝箱がある。うーん…


まず宝箱です。ガチャガチャ。罠はないみたいですが鍵がかかってそうです。ヘアピンを差し込んでガチャガチャ。何個か折れましたけど開きました。


中身はゴールドとペンダントでした。これ金貨ですけど、PDA前の時代の産物ですかね。

ペンダントは鑑定ですね、石の価値もわからない。


魔法陣は教会前につながってました。ショートカットルートですか。予備がないので素直にステルスで帰りました。夜間なのか人が少なかったですね。けが人は治癒して帰りましたよ、練習台。


疲れたのでその日はさっさと寝て次の日に買い取り屋さんに。


「こ、このサイズとこの量は…」


「?なにか問題ありました?」


「詮索はしねえが、やりすぎるのもどうかと思うぜ。」


「はぁ…」


むう、主に中型を5個位出したつもりなんですがなんなんでしょうか。


全部で10ゆろるくらいだそうです。くらい?というか一つ2ユロルもするの?ちょっと高すぎるかな…

番号札もらって午後に来ることに。むーまだまだ入ってるんだけど。


「おい、お前。俺のPTに入って荷物持ちしろ。」


え、荷物持ち?


「入るつもりは全くありません。理由もわかりませんし。」


「あれだけの量が入る次元倉庫だ、荷物持ちが当然だろう。今もしているんだろう?もっと良い待遇で雇ってやる。」


「一人でやってますし、倉庫はもっと有効に使えますけれども。」


「嘘をつくな!あれは中型の機械だろう、一人でできるか。私はアンドレー・バックス騎士だ。貴族の命令だ。来い。」


「うーん、どうしたらわかりますかねえ。魔法と剣でやってますから人数は少ないほうが良いですし。吹き飛ばしますか?」


「俺を吹き飛ばせたら諦めてやるよ。」


「では。(無詠唱)おー吹っ飛んでますねえ。知らん知らん。鑑定してきましょう。」


うーん、まあまあな選択だったと思うのですが、完全無詠唱してしまったのがまずかったらしく勧誘がすんげえことに。宿のドアが壊れるっての。


それで鑑定なんですけど、古代文明前の金貨と良質なボボサ石でできたというペンダントということで、オークションものらしいです。西北の辺境伯の領地で行われているとのことです。ううーん、遠回り。まあ、王都行くのが完全な目的でもないですし、良いか。


次の日は買い取りが行われてすぐに並びました。さっさと売ったほうが面倒にならない。昨日のは締めて12ユロルでした。


「今日は10体です。ゴーレムの剣は貴重かなーと。」


「…溜め込まねえほうが良いぜ。ほれ、番号札。」


たしかになあ、ということで蛇を狩って過ごしましたよ。溜め込んでも光の速さでだれかさんの胃袋に消えますからね。ほとんどの中型コアなくなったのでコア集めないと。


この世界は凄いなあって思います。蛇を倒せば蛇の経験値の量だけどれだけ力がのびても上がりますからね、相対的に影響は減っていきますけど。

毒の前には無力そうだし、毒、神経と臓器ですね、それの耐性を上げたいですねえ。

次は腎臓や脾臓でしょうか。切断耐性も。名前とレシピはデータがダウンロードできるんですが内容が書いてないんですよねえ作成台。検索して優先順位をつける毎日です。


シャンティみたいな友達も欲しいけどね。


蛇を狩りまくって午後に。買い取り屋の前には人だかりが。それを遠目に見ておきましょう。あー私を見てますね。あーやだなあ。


バックス騎士でした。うーん、この。


「あの、お断りしたはずですけど。ああ、お怪我はありませんでしたか?」


無言で手袋投げてきました。んーーーーー?


「あー、えっと…?」


「知らんのか田舎無勢が。決闘だ、決闘を申し込むんだよ。決闘に拒否権はないからな。逃げるなよ。」


「え。なんで…」


問いに答えはないまま決闘をすることに。


見届人や管理する人とかは省略して当日。遺跡通りの真ん中で行います。


私は厚手の服、相手はプレートアーマーかな、この世界の正式な格好?で来ました。

武器は私はバックラーとサーベル、相手は分厚い剣としっかりホールドできそうなラウンドシールドです。丈夫そうだ。


「では決闘を始める。武具はそれで良いな。魔法は広範囲に渡るものはだめだ。降伏権があるから命は無碍にしないように。」


「わかりました。」


「使う必要など無い。」


「では、はじめ!」


始まりました。速攻剣で突撃してきたのでインスタントバリアとシールドを張り、魔法の防護を展開します。


「見せかけのものをー!!ちぇいやあ!」


インスタントバリアってインプラント由来ですけど、ちゃんと私の力に順応してくれるので、割と硬いんですよ、長文で描写されるようなモンスターにはほとんど効き目がないんですけど。


ぼよん


やはり貫通出来ませんでしたね。


「な、なんだこれは」


「こちらからいきますよ。」


プレートの中にはチェインも着ているようなので打撃主体で攻めたいですね。膝を狙いましょうか。われらお狐パールライトは膝が大好きです。


残念なことに私は対人訓練がまったくもってかけており、剣は当たりません。少し強打をねらってえ!あああ折れちゃったよおおそういえば機械戦で赤熱してから焼き直してない!!!


「勝負あったな!しねえ!」ぼよん


「ま、魔法打つと死ぬ可能性が高いんですが大丈夫ですか?人には殆どうったことがないんです。」


「はっ炎でも出してみろ!」ぼよん


「じゃあ、炎の矢12連射」ズドドドドドドドドドドド


遺跡でわかったんですが、私の0秒で力系の魔法の術式が阻害されないのは、「同時発射」してるからみたいです。誘導しないんでマジックミサイルの本数の3倍は撃てますかね。


「ふははは余裕あぎゃがああああ熱い熱いアツ!!あ!!あ!!!!!」


「嘘だろ、あれには強力な魔力防護がかかってるんだぜ!!」


やばい、本当にそういうのかかってます。水で一度冷やそうとしたんですけど弾かれました。じゅ、じゅ、じゅ純粋な水!!い、一応消えました。純粋な1600度の燃焼物体だったので貫通したのではないでしょか。


「だ、大丈夫ですか!?降伏してください!はっきり言うとその魔法防護の鎧では私の魔法を防ぐことは出来ません!」学者が聞いたらヨダレ垂らして捕獲してきそうな台詞だ。


「いっそ…殺せ」


な、萎えてる。殴り殺す?うーん殴打武器ないし…


「じゃ、じゃあ皆さん離れてください!巨大な魔力で雷を起こします。水を伝わって内部に流すのでちょっと予測が!あーそれじゃ失格か、えーと、あ、エアーコンプレッションキャノンで上空50mくらいまで吹き飛ばして落下死させますね、死ぬときは一瞬ですから!で、では!」


「そ、そこまで!もう完全に勝負はついた!」


あ、終わったみたいです。勝ったかな?


勝敗は決して私が勝ち、相手はなんとか一命をとりとめて、しかし名誉もくそったれもないのでPTは解散したらしく、私は名誉しかかかってなかったらしく注目が集まった以外にメリットもなく、一気に金庫の中身全部売り払ってひっそりとした生活をしておりました。宿は貴族クラスに乗り換えました、勧誘が…


「どうしようかね、あれだけ文字数書いた剣が壊れちゃったよ。折れたってことは赤熱化した時に脆くなっちゃったんだね。手持ちはその折れた鉄とクモの謎金属、ゴーレムソードだよ。ふーむ。教会の先は機械なのかな。それなら鋼鉄もあるかもしれない。とりあえず教会とショートカットを報告してしまおうか。インプラントはできなくなるし設備も発見されるけど、まあ意味がわからないでしょう。最終使用者だけいじっておこう。」



とりあえずまた教会に行き、有線接続でインプラント関係をいじり、最初の到達者としてわかるようにいろいろ構造のメモ取ったりして、ここ以外で人目につかず火が使えないところがないので鉄のサーベルを作って謎金属の事を調べました。

軽い、硬い、1700度位で溶けるということでチタンに似てるんですがデータは合致せず、サイドアームとして大型シースナイフを作って調査は一度終了。木を削って内部に差し込む鉄と同じ枠を作って、それに合致するように差し込む部分を成形して挟み込み、リベットで固定。リベット+枠で強固になるって検索したら出た。

正直魔法で鍛冶したほうが精度高いし作りやすい。ただそれじゃ心が燃えないんだ…


黄土色のイメージが有るドワーフだけど、本当に遺跡は黄土色でクモやゴーレムは黄土色。このソードも黄土色なんだけど、しっかり刃がついてて切れるんだよねえ。

この金属で包丁でも作るかな、刃付けはナイフと同じく棒砥石とルーターでできるし。


というわけで教会前のフロアのゴーレムなどが耐久試験も兼ねてガラクタにされて、各種鉄の道具が刷新されました。本当にチタンに似ているのでフライパンとかには向かないですね。同じ厚さの鍋底にしてもやりにくいです。強度は今まで使っていたシースナイフのほうが強度あるし、ピックハンマーとか研究所由来のほうが強いですね。

サーベルと大型ナイフは強度負けと同強度なので突進した時以外は刃がやられました。

初期フロアの小クモは強度云々の前に衝撃で壊れてるのかなー。この金属は少し固めて倉庫に入れておきましょう。



教会を報告したら、そろそろ服とか来るし、みんなもらったらラバでも買って辺境伯領かなー。

一人称なので想像が及ばなかったとしてかなり省いてますが、仮に5,000年待ったとしたら地球換算10,000万年ですからねえ…来るかどうかもわからないのに。

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